road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

最近の読書

「白鳥とコウモリ」東野圭吾/幻冬舎

東野圭吾さんの長編小説 公式サイトのコピーは 『白夜行』『手紙』......新たなる最高傑作、東野圭吾版『罪と罰』。 今後の目標はこの作品を超えることです。---東野圭吾 警察の丁寧な捜査で浮かび上がった容疑者の自供、それで事件はすんなり終了するはずが…

「ボーダーズ」堂場瞬一/集英社文庫

堂場瞬一さんの長編小説 警視庁SCU(特殊事件対策班)が活躍する新シリーズ 堂場瞬一さんの作品の中でも、警察の活躍するシリーズは世界観がつながっていて、 作中での言及がちょっと嬉しかったりするのですが本作でまた、新しいヒーロー、ヒロインに会えてよ…

「雷神」道尾秀介/新潮社

道尾秀介さんの長編小説 ミステリの神業を見よ。著者会心の一撃は、“小説ならではの企み”を追求した圧巻の集大成!! 「今回は、昔の自分には絶対不可能だったと言い切れる、自信作。僕が理想とするミステリのかたちがいくつかあるのですが、そのうちの一つが…

「祝祭と予感」恩田陸/幻冬舎文庫

恩田陸さんの小説 『蜜蜂と遠雷』スピンオフ短編小説集! 「祝祭と掃苔」「獅子と芍薬」「袈裟と鞦韆」「竪琴と葦笛」「鈴蘭と階段」「伝説と予感」の全6編を収録 『蜜蜂と遠雷』は、本当に素敵な作品・名作でした。 小説で、音楽や演奏をこんなふうに鮮やか…

「さよならも言えないうちに」川口俊和/サンマーク出版

川口俊和さんの小説 「コーヒーが冷めないうちに」シリーズ3年ぶりのシリーズ最新刊 第1話 大事なことを伝えていなかった夫の話第2話 愛犬にさよならが言えなかった女の話第3話 プロポーズの返事ができなかった女の話第4話 父を追い返してしまった娘の話…

「50代ひとり暮らし 小さく、気持ちよく」岸本葉子/星雲社

エッセイスト岸本葉子さんの本フォトブック Vol.5 「英国生活ミスターパートナー」に2016~2021年に掲載されたものを再編集したもの 「小さな歳時記」パルシステム発行「きなり」2019年10月~2020年9月に掲載されたものに加筆修正 岸本葉子さんの本、好きで…

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2」ブレイディ・みかこ/新潮社

ライター・コラムニストブレイディ・みかこさんの本 一作目が話題になってネットなどで取り上げられていたのは記憶に新しいです。 表題の”ぼく”である。著者の息子さんの視点で書かれた本なのかと思っていたのだけど、そうではないのですね。 日本と英国にル…

「スリルライフ」新庄剛志/マガジンハウス

新庄剛志さんの本 副題は、「天才ではないが、天然でもない」 自分は米大リーグへの挑戦決めた頃から、新庄選手の大ファンです。「ドリーミング・ベイビー」も楽しく読みました。 日本球界に復帰して、最終年に日本一を実現したときは本当に、すごいと思った…

「民王 シベリアの陰謀」池井戸潤/角川書店

池井戸潤さんの長編小説 前作「民王」は、 政治家親子の精神の入れ替わりというSF的な仕掛けが物語のコアになっているのですが、コメディ的なやりとりの中でも伝わってくる熱さがあって面白かった。 続編である本作は、 現実的な出来事や政治の世界を舞台に…

「透明な螺旋」東野圭吾/文藝春秋

東野圭吾さんの長編小説 ガリレオシリーズの最新長編 人気があるシリーズ作品で、きちんと時間が経過して人生の歩みが進んでいるというのは、結構珍しいのかなと思います。 前作で、 米国から帰国して、教授になった湯川学の日常の生活について他者の視点で…

「N」道尾秀介/集英社

道尾秀介さんの小説 全六章。読む順番で、世界が変わる。あなた自身がつくる720通りの物語。 読み方は順不同 6章からなる群小説? - 名のない毒液と花- 落ちない魔球と鳥- 眠らない刑事と犬- 消えないガラスの星- 飛べない雄蜂の嘘- 笑わない少女の死- 最…

「ペッパーズ・ゴースト」伊坂幸太郎/朝日新聞出版

伊坂幸太郎さんの最新長編小説 ロシアンブルとアメショー、2人が登場する(作中作?)での軽妙な会話から、 主人公:檀先生の不思議な能力が明かされる序盤 伊坂幸太郎さんらしさに期待が高まって一気に読み終えたのですが、 これは、個人的な経験などによっ…

「残照の頂 続・山女日記」湊かなえ/幻冬舎

湊かなえさんの書き下ろし小説 NHK BSプレミアム ドラマ「山女日記3」原作小説、とのこと。 下記、4篇からなる小説集 -後立山連峰-北アルプス表銀座-立山・劔岳-武奈岳・安達太良山 湊かなえさんが、登山を趣味にしているというのはエッセイを読んで知って…

「めだか、太平洋を往け」重松清/幻冬舎文庫

重松清さんの長編小説 新聞朝刊で連鎖されたものに加筆修正した文庫オリジナル作品 主人公;安藤美津子(アンミツ先生)は、小学校の教職を定年退職した直後に息子夫婦を事故で亡くして、血縁のない孫・翔也と一緒に生活を始める。 聞き分けのよい、心配りので…

「ボクもたまにはがんになる」三谷幸喜・頴川晋/幻冬舎

脚本家の三谷幸喜さんと、前立腺がん治療の主治医:頴川晋(えがわしん)先生の対談集 2015年、m初期の段階で手術を受けて、術後5年、健康体を保ってきた三谷さんが、"前立腺がん”のイメージを変えたい、と願って実現した本 知らなかったこと:男性のがんの…

「涅槃 上・下」垣根涼介/朝日新聞出版

垣根涼介さんの長編歴史小説 戦国武将・宇喜多直家の生涯物語の舞台は備前国(岡山県) 自分の出身が因島(現広島県尾道市)なので、冒頭平安以来の潮待ち港、鞆ともの津を舞台に始まる本作には最初から引き込まれました。 少年時代から丁寧に描かれた八郎(…

「55歳からの一番楽しい人生の見つけ方」川北義則/知的生きかた文庫(三笠書房)

川北義則さんの本 副題は「これからは「二度目の青春」と考えよ」 コロナ禍のこの2年ばかりの間に職場の身近だった人が何人か60歳の定年退職を迎えました。 自分も、定年は、まだまだ先のことという認識だったのですが 本書の書名とおなじくもうすぐ55歳、 6…

「サンセット・サンライズ」楡周平/講談社

楡周平さんの長編小説。 楡周平さんの小説を読むのもひさしぶり。 おもしろかった、です。 「プラチナタウン」や「ラストワンマイル」など 楡周平さんの、かつてのビジネスプランを膨らませた傑作小説を読んでいた時のわくわく感がよみがえりました。 以前と…

「レインメーカー」真山仁/幻冬舎

真山仁さんの長編小説、 医療訴訟について、医師の立場に寄り添う弁護士:雨森が主人公。 今までこういう立ち位置で書かれた小説は読んだことがなかったかも。 いろいろ感情を揺さぶられるようなシーンが多くて一気に読み終えました。 <出版社HPの作品紹介よ…

「フェイクフィクション」誉田哲也/集英社

誉田哲也さんの長編小説 本作は、姫川玲子シリーズを始めとする誉田哲也さんの人気シリーズ作品とは独立した小説なのだけど(後述の著者インタビューの中で、ノンシリーズという 分類がされていました。) おもしろかった。 一気に読み終えました。誉田哲也さ…

「エレジーは流れない」三浦しをん/双葉社

三浦しをんさんの青春小説 主人公は、温泉のある、とある地方の街の高校生:穂積怜 青春小説によくある、主人公の希望とか挫折とか恋愛とか夢の存在感が最初から薄いので どういう小説なのか。。中盤くらいまでぴんと来なかったのだけど 友人たちとの日々の…

「シークレット・エクスプレス」真保裕一/毎日新聞出版

真保裕一さんの長編小説 物語の序盤、登場人物の一人である女性新聞記者:都倉佐貴子が、不審な交通規制の理由を探り始めるところから、引き込まれて一気に読み終えました。 面白かった。 小説の舞台になるのは、JR貨物の全国の鉄道網を網羅した緻密なオペレ…

「Long,Long Ago ロング・ロング・アゴー」重松清/新潮文庫

重松清さんの短編集 - いいものあげる- ホラ吹きおじさん- 永遠- チャーリー- 人生はブラの上を- 再会 重松さんの本を読むのは結構ひさしぶり。 『きみの友だち』とか『小学5年生』とか、本当に珠玉の名作でした。 本作は、子供時代の出来事・思い出と、そし…

漫画家 水島新司さん逝去

漫画家 水島新司さんが逝去のニュース 「ドカベン」「大甲子園」に「あぶさん」久しぶりに読み直したいです。 ご冥福をお祈りします。 - 漫画家の水島新司さん死去 「ドカベン」「あぶさん」 https://news.yahoo.co.jp/articles/91fb912bbec1a05c69f9498b06c…

「福野礼一郎あれ以後全集9 完結編」福野礼一郎・CG BOOK

自動車評論家:福野礼一郎さんの本 四六判/396ページ/定価1.980円 著者自身のセレクトによる2016~2018年の記事を収録。 完結編! と銘打った本作の出版に気づいたのが昨年の冬の初めくらい? 刊行日は2020年12月21日になので、1年くらい気づいてなかった。 …

「宴の前」堂場瞬一/集英社文庫

堂場瞬一さんの長編小説 「鳴沢了シリーズ」を始めとした警察・刑事もの、スポーツ(野球・陸上)などのジャンルで多数の作品を展開している堂場瞬一さんが、その分野を広げているのが政治小説。 4期を務めあげた県知事の引退にともなう地方選挙が舞台 ドラ…

「コロナ狂騒録」海堂尊/宝島社

海堂尊さんの『チーム・バチスタの栄光』シリーズ最新作 混迷を極める日本の2020—2021を描き尽くす、最新コロナウイルス小説! 海堂尊さんの作品を読むのは久しぶりです。 本作とつながる「コロナ黙示録」が昨年出版されてましたがそちらは未読。 小説は、新…

「「大家さんと僕」と僕」矢部太郎/新潮社

「大家さんと僕」で第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞した矢部太郎さんの作品 <出版社HPの作品紹介より抜粋>-----デビュー作がいきなりのベストセラーとなった矢部さん=僕は、予想外の出来事に次々と巻き込まれます。手塚治虫文化賞受賞、殺到する取材依頼…

「ラクしてうまくいく生き方」ひろゆき(西村博之)/きずな出版

ひろゆきさんの本 副題は、自分を最優先にしながらちゃんと結果を出す100のコツ Youtubeの切り取り動画などで観たことのある多いかと思うのでですが、本書だと丁寧な文章でつづられているのでまた印象が変わります。 個人的に心に残ったところ 第1章 自分の…

「レンブラントを取り返せ」ジェフリー・アーチャー/新潮文庫

ジェフリー・アーチャーの長編小説 副題は「ロンドン警視庁美術骨董捜査班」 本・新シリーズの主人公:ウィリアム・ウォーウィックは、 「クリフトン年代記」シリーズの主人公:ハリー・クリフトンが作家として世に出した作中作のベストセラー小説の主人公で…