#読書
東野圭吾さんのガリレオ・シリーズ短編集 画:うめ さん 初出 指標す(しめす) 「ガリレオの苦悩」より霊視る(みえる) 「予知夢」より爆ぜる(はぜる) 「探偵ガリレオ」より離脱る(ぬける) 「探偵ガリレオ」より 副題は「優待離脱の謎を追え」=>これ…
警察小説アンソロジー レイン 誉田哲也手綱を引く 大門剛明手口 堂場瞬一虚飾の代償 鳴神響一裏庭のある交番 長岡弘樹 類まれなるランデブー 沢村鐵ニンジャ 今野敏 読み応えありました。いろんな作家の作品を一度に楽しめるのはアンソロジーの魅力です。 レ…
倉本聰 / 著 碓井広義 / 聞き手 「北の国から」の脚本家 倉本聰さんの本 自分が初めて「北の国から」を観たのは、初恋篇(1987)で、まだ十代の頃(35年以上前)だったのだけど、当時の映像の印象って今でも鮮烈に残っています。 本書では、倉本聰さんが脚本家…
「スクラップ・アンド・ビルド」で第153回芥川賞を受賞した作家:羽田圭介さんの本(2019年7月26日発売) 東京で暮らす羽田圭介さんが、クルマ購入を考え始めてからディーラーをめぐり、 購入まで実に60台も試乗を繰り返して最終的に愛車を購入するまでの記…
高城剛さんの本 副題は、「周期」で読み解く世界の未来 目次はじめに――いままで起きたこと、これから起きること第1章 移り変わる「暦(サイクル)」の歴史第2章 世界を動かす「80年サイクル」第3章 2025年は「周期の危機」の惑星直列第4章 人生を支配する周期…
恩田陸さんのSF長編小説 がっつりしたSF長編でした。堪能しました。 世界観からきちんと作り上げたSF長編ってファンファジーとか異世界ものがあふれた(これも好きなのですが)現代では、 なかなか発表されないカテゴリの作品だと思うので世にでただけです…
柚木麻子さんの短編集 ・Come Come Kan‼・渚ホテルで会いましょう・勇者タケルと魔法の国のプリンセス・エルゴと不倫鮨・立っている者は舅でも使え・あしみじおじさん・アパート一階はカフェー の七編を収録 ・渚ホテルで会いましょう・勇者タケ…
誉田哲也さんの短編集 -帰省-贖罪の地-天使のレシート-あなたの本/-見守ることしかできなくて-最後の街-交番勤務の宇宙人-----(新装版特別収録掌編)-買わなかった男-待っていた女-あの日、そして今日-お名前は?-選挙公約 誉田哲也さんが色々なタイプの小…
タレントとして活躍する中川翔子さんの本 副題は、いじめられている君はゼッタイ悪くない 芸能界で活躍している人たちが、過去のいじめらた経験を語る例が増えていますね。 生き残るのが厳しい芸能界で成功していても過去の痛みを語る言葉の中にそのつらさは…
前田智大さんの本 (内容例)●頭のいい人とはどういう人か●幼稚園~小学校低学年 双子の兄弟が家庭に嵐を巻き起こす●小学校中学年~高学年 「え? 中学受験って、何?」からすべてが始まった●灘受験で身についた科目別・「原理原則勉強法」●中学~高校時代 …
ガーシーこと(東谷義和)さんの本 序章 ジョーカー誕生第1章 逃亡者第2章 しゃべりだけで成り上がる第3章 芸能界の表と裏第4章 アテンダーという裏稼業第5章 酒と女とカネと反社第6章 死なばもろとも第7章 社会の不満が生んだ怪物 幻冬舎の箕輪厚介さんが編集…
堂場瞬一さんの長編小説 ラスト・ラインシリーズ5作目文春文庫の書き下ろし作品 刑事:岩倉剛を主人公にしたシリーズの最新作 本作は、ラストライン3「迷路の始まり」の続編的なエピソードにあたるのですが、 親しみのある登場人物たちが再登場することで物…
東野圭吾さんの長編小説 公式サイトのコピーは 『白夜行』『手紙』......新たなる最高傑作、東野圭吾版『罪と罰』。 今後の目標はこの作品を超えることです。---東野圭吾 警察の丁寧な捜査で浮かび上がった容疑者の自供、それで事件はすんなり終了するはずが…
堂場瞬一さんの長編小説 警視庁SCU(特殊事件対策班)が活躍する新シリーズ 堂場瞬一さんの作品の中でも、警察の活躍するシリーズは世界観がつながっていて、 作中での言及がちょっと嬉しかったりするのですが本作でまた、新しいヒーロー、ヒロインに会えてよ…
道尾秀介さんの長編小説 ミステリの神業を見よ。著者会心の一撃は、“小説ならではの企み”を追求した圧巻の集大成!! 「今回は、昔の自分には絶対不可能だったと言い切れる、自信作。僕が理想とするミステリのかたちがいくつかあるのですが、そのうちの一つが…
恩田陸さんの小説 『蜜蜂と遠雷』スピンオフ短編小説集! 「祝祭と掃苔」「獅子と芍薬」「袈裟と鞦韆」「竪琴と葦笛」「鈴蘭と階段」「伝説と予感」の全6編を収録 『蜜蜂と遠雷』は、本当に素敵な作品・名作でした。 小説で、音楽や演奏をこんなふうに鮮やか…
川口俊和さんの小説 「コーヒーが冷めないうちに」シリーズ3年ぶりのシリーズ最新刊 第1話 大事なことを伝えていなかった夫の話第2話 愛犬にさよならが言えなかった女の話第3話 プロポーズの返事ができなかった女の話第4話 父を追い返してしまった娘の話…
エッセイスト岸本葉子さんの本フォトブック Vol.5 「英国生活ミスターパートナー」に2016~2021年に掲載されたものを再編集したもの 「小さな歳時記」パルシステム発行「きなり」2019年10月~2020年9月に掲載されたものに加筆修正 岸本葉子さんの本、好きで…
ライター・コラムニストブレイディ・みかこさんの本 一作目が話題になってネットなどで取り上げられていたのは記憶に新しいです。 表題の”ぼく”である。著者の息子さんの視点で書かれた本なのかと思っていたのだけど、そうではないのですね。 日本と英国にル…
新庄剛志さんの本 副題は、「天才ではないが、天然でもない」 自分は米大リーグへの挑戦決めた頃から、新庄選手の大ファンです。「ドリーミング・ベイビー」も楽しく読みました。 日本球界に復帰して、最終年に日本一を実現したときは本当に、すごいと思った…
池井戸潤さんの長編小説 前作「民王」は、 政治家親子の精神の入れ替わりというSF的な仕掛けが物語のコアになっているのですが、コメディ的なやりとりの中でも伝わってくる熱さがあって面白かった。 続編である本作は、 現実的な出来事や政治の世界を舞台に…
東野圭吾さんの長編小説 ガリレオシリーズの最新長編 人気があるシリーズ作品で、きちんと時間が経過して人生の歩みが進んでいるというのは、結構珍しいのかなと思います。 前作で、 米国から帰国して、教授になった湯川学の日常の生活について他者の視点で…
道尾秀介さんの小説 全六章。読む順番で、世界が変わる。あなた自身がつくる720通りの物語。 読み方は順不同 6章からなる群小説? - 名のない毒液と花- 落ちない魔球と鳥- 眠らない刑事と犬- 消えないガラスの星- 飛べない雄蜂の嘘- 笑わない少女の死- 最…
伊坂幸太郎さんの最新長編小説 ロシアンブルとアメショー、2人が登場する(作中作?)での軽妙な会話から、 主人公:檀先生の不思議な能力が明かされる序盤 伊坂幸太郎さんらしさに期待が高まって一気に読み終えたのですが、 これは、個人的な経験などによっ…
湊かなえさんの書き下ろし小説 NHK BSプレミアム ドラマ「山女日記3」原作小説、とのこと。 下記、4篇からなる小説集 -後立山連峰-北アルプス表銀座-立山・劔岳-武奈岳・安達太良山 湊かなえさんが、登山を趣味にしているというのはエッセイを読んで知って…
重松清さんの長編小説 新聞朝刊で連鎖されたものに加筆修正した文庫オリジナル作品 主人公;安藤美津子(アンミツ先生)は、小学校の教職を定年退職した直後に息子夫婦を事故で亡くして、血縁のない孫・翔也と一緒に生活を始める。 聞き分けのよい、心配りので…
脚本家の三谷幸喜さんと、前立腺がん治療の主治医:頴川晋(えがわしん)先生の対談集 2015年、m初期の段階で手術を受けて、術後5年、健康体を保ってきた三谷さんが、"前立腺がん”のイメージを変えたい、と願って実現した本 知らなかったこと:男性のがんの…
垣根涼介さんの長編歴史小説 戦国武将・宇喜多直家の生涯物語の舞台は備前国(岡山県) 自分の出身が因島(現広島県尾道市)なので、冒頭平安以来の潮待ち港、鞆ともの津を舞台に始まる本作には最初から引き込まれました。 少年時代から丁寧に描かれた八郎(…
川北義則さんの本 副題は「これからは「二度目の青春」と考えよ」 コロナ禍のこの2年ばかりの間に職場の身近だった人が何人か60歳の定年退職を迎えました。 自分も、定年は、まだまだ先のことという認識だったのですが 本書の書名とおなじくもうすぐ55歳、 6…
楡周平さんの長編小説。 楡周平さんの小説を読むのもひさしぶり。 おもしろかった、です。 「プラチナタウン」や「ラストワンマイル」など 楡周平さんの、かつてのビジネスプランを膨らませた傑作小説を読んでいた時のわくわく感がよみがえりました。 以前と…