重松清さんの長編小説
定年を間近に控えた主人公の年齢が自分と近くて、
親近感を覚えます。
家族状況はともかく、
人生の終盤に向けて、仕事のシーンなど
感覚が通じるところがあります。
さて本書、
最初ちょっとミステリアスな展開から
始まるのかと思わせて、
重松清さんならではの人間ドラマ、
現実的な部分のいさかいの厳しさもありながら
やはり、人同士ならでは誤解がとけて感じる
暖かい部分もあって
楽しみました。
面白かった。
<出版社URLの内容紹介>
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空き家の数だけ家族があり、家族の数だけ事情がある――。
不動産会社で定年間近の孝夫。
妻の実家が、意外な空き家再生事業の標的になり……。
「家」を舞台に広がる涙と笑いの長編ドラマ。
<Amazonでの紹介>
不動産会社で空き家のメンテナンス業に携わる孝夫。
両親の介護を終えた妻・美沙は、瀟洒な洋館で謎の婦人が執り行う「お茶会」に
参加し、介護ロスを乗り越えつつあった。
しかし、空き家になっている美沙の実家が、
気鋭の空間リノベーターによって遺体安置所に改装されようとしていることを知り……。
元戦隊ヒーローの息子・ケンゾー、ケンゾーを推す70代の3人娘「追っかけセブン」など、
個性豊かな面々が空き家を舞台に繰り広げる涙と笑いのドラマ、ここに開幕!
<中央公論新社の作品URL>
https://www.chuko.co.jp/tanko/2023/07/005676.html