road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「青の奇跡 日亜科学はいかにして世界一になったか」小山稔/白目社

これは世間をまきこんで大論争にもなった「青色ダイオード」特許紛争の背景について、 別の立場・視点からかかれた本。 著者はスタンレー電気退社後1993年2月に日亜に入社、技師長に就任している。 青色LEDの実用化が1993年11月だからその前後をまじかに見て…

「恐怖の存在」上・下 マイクル・クライトン/早川書房

衝撃的な内容。パラダイムが変わった。「エアフレーム -機体-」の時は、日本の番組でも内容をとりあげて解説する番組が複数あったのを記憶しているが、今回はまだ目にしていない。それはそうなのだろうな。 クライトンがアメリカ人であることに、色めがねで…

「椿山課長の七日間」浅田次郎/朝日新聞社

心があたたまる。優しさとユーモアに笑っているうちに平凡な人生を一生懸命につづっていくことにも 価値があると思わされた。 最近、年の近い著名人の訃報にふれる機会が多い。身近なところでも身内の死の話にふれる機会が増えて、 死は遠い存在でなくなった…

「デカルトの密室」瀬名秀明/新潮社

人工知能やロボティックスについての最新の知見に触れられる。 「あしたのロボット」のファンタジー色との差にはとまどいを感じたが、 これは今、瀬名さんにしか書けない世界なのかと思う。

「もう一人のチャーリイ・ゴードン」梶尾真治 短編傑作選 ノルタルジー編/早川書房

数年前「OKAGE]や「黄泉がえり」で新作長編を読めたとき、梶尾さんが現役のSF作家であることをとてもうれしく思った。熊本で育った自分には特別な感慨がある。 本書は初出1978-1991の短編集だが、梶尾さん独特の懐かしいテイストが詰まっている。何篇かは著…

「悔しかったらやってみぃ!!」角田信朗/幻冬舎

角田さんの人生と合わせてK-1の歴史も追体験できる。 飾らず隠さずに自分の言葉で語るということには強いエネルギーがあると感じた。あれだけTVなどで露出している角田さんでもそこから受ける印象はごく一部をきりとったものにすぎないということ。印象的だ…