road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

#読書

「極楽征夷大将軍」垣根涼介/文藝春秋

垣根涼介さんの長編歴史小説 第169回直木賞受賞作 <出版社URLの内容紹介>-----史上最も無能な征夷大将軍やる気なし使命感なし執着なしなぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか? 動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。足利…

「ザ・ミッション」堂場瞬一/実業之日本社

堂場瞬一さんの長編小説 <出版社URLの内容紹介>-----ある日突然、球団広報に出向!?元大リーガーの専属広報担当を命じられた男が挑む「極秘任務」とは……名手が放つ、日本初の「球団広報小説」! 食品メーカー広報部員・三上は、子会社のプロ野球チーム「横浜…

「京大中年」菅広文/幻冬舎

お笑い芸人コンビ:ロザン菅広文さんの本 「京大芸人」シリーズ最新刊過去2作も楽しく読みました。新作読めるのは嬉しい! 相方:宇治原さんとのおしゃべりを楽しめる<Youtube ロザンの部屋>https://www.youtube.com/@rozannogakuyaもファンでよく観ています。 高校時代の話、芸人</youtube>…

「豆の上で眠る」湊かなえ/新潮社

湊かなえさんの長編小説 第一章 帰郷第二章 失踪第三章 捜索第四章 迷走第五章 帰還第六章 姉妹 週刊新潮に2013年2月~9月に連載(湊かなえさんの初めての週刊誌連載だったとのことです。) この作品は知らなかった。 主人公:大学生の結衣子(ゆいこ)の母の…

「ハヤブサ消防団」池井戸潤/集英社

池井戸潤さんの長編小説 -テレビドラマ化されるようです。 小説の舞台:ハヤブサ地区は、池井戸順さんが生まれ育った岐阜の町をイメージしている部分があるとのこと。 今までの作品を読んできた中でも池井戸さんに、田舎(地方)というイメージがなかったの…

「もしも日本から政治家がいなくなったら」金子恵美/内外出版社

元衆議院議員:金子恵美さんの本 政治家のネガティブな側面については、テレビやYoutube/SNSなどでもたびたび取り上げられるのでうんざりするくらいなのだけれど、 その存在意義は?という疑問に素朴に答えようとした本って、実際なかったような気がします。…

「第4の波」大前研一/小学館

経営コンサルタント:大前研一さんの本 大前流「21世紀型経済理論」 本書の書名である、「第4の波」の元となったキーワード 自分でも名前だけは知っている世界のベストセラーアルビン・トフラーの「第三の波(THE THIRD WAVE)」出版は1980年だったのか。 自分…

「マンガ ぼけ日和」矢部太郎/原案:長谷川嘉哉 /かんき出版

原案:長谷川嘉哉 『大家さんと僕』の矢部太郎さんの本。 「はじめに」で書かれた長谷川嘉哉さんが、著書『ボケ日和』を書くきっかけになったエピソードが印象的です。 講演を聞いていた義母を介護していた60代くらいの女性の言葉 認知症の症状のひとつモノ…

「みとりねこ」有川ひろ/講談社

有川ひろさんの小説集 下記の七編を収録 - ハチジカン~旅猫リポート外伝~- こぼれたび~旅猫リポート外伝~- 猫の島- トムめ- シュレーディンガーの猫- 粉飾決算- みとりねこ Twitterで、愛猫家としての投稿もよくされている有川ひろさんならではの、猫へ…

「イマジン?」有川ひろ/幻冬舎

有川ひろさんの長編小説 TVドラマ化された有川浩さんの「空飛ぶ広報室」は楽しく観てました。 本作では、1章で「天翔ける広報室」という名前でその制作現場が舞台になっていて、舞台裏のようなものをうかがえる仕掛けになっています。 夢を抱えた新卒での就…

「此の世の果ての殺人」荒木あかね/講談社

第68回(2022年)江戸川乱歩賞受賞作。 江戸川乱歩賞、 10代の頃に存在を知ってからは、毎年注目していて、20年間くらいは、出版されるたびに購入して読んでいました。 「アルキメデスは手をよごさない」小峰元さん(第19回) この作品で乱歩賞を知りました。面…

「六人の嘘つきな大学生」浅倉秋成/角川書店

<< 2022年本屋大賞ノミネート & ブランチBOOK大賞2021受賞 >> 面白かった! 羨望の的のような企業の、厳選された最終選考に残った学生たち 設定的に、鼻につくこともあるかもと思っていたけど それぞれ、個性的で有能さが響き合う、というところ、冒頭から、…

「増税地獄」森永卓郎/角川新書

副題は、「増負担時代を生き抜く経済学」 テレビやYoutube番組などでも、 空気を読まない辛辣な発言が気持ちよい、 経済アナリスト:森永卓郎さんの本 最近、公言されるようになった社会保険負担も含めた 国民負担率の高さ(48%)についての 詳細な解説の部…

「秋雨物語」貴志祐介/角川書店

貴志祐介さんの連作小説集 貴志祐介さんの本を読むのは久しぶり。 ホラーや怪談というカテゴリにはいる小説なのだろうけど、抑えた筆致にリアリティがあって、 こういう、ちょっとぞくっとする小説を読めたのは嬉しい。 ・「餓鬼の田」・「フーグ」・「白鳥…

「ちょうどいい孤独」鎌田實/かんき出版

副題は「60代からはソロで生きる」 諏訪中央病院名誉院長である鎌田實さんの本 テレビで”鎌田式 かかと落とし”運動が紹介されていたのはよく覚えています。 本書で書かれていること、 早くから意識して、考えておくのはよいことだなと思いました。 特に、印…

「正義の味方が苦手です」古市憲寿/新潮新書

テレビでのコメンテータとしても活躍する社会学者:弘兼憲史さんの本 どちらかというと、辛口のコメントが多いイメージがあったのですが、 本書での故・安倍元総理や、菅元総理の人柄が伝わるエピソードにほっこりしました。 <出版社HPの解説より抜粋>-----…

「弘兼流 70歳からのゆうゆう人生」弘兼憲史/中公新書ラクレ

副題は、「老春時代」を愉快に生きる 「課長 島耕作」シリーズで知られる漫画家:弘兼憲史さんの本 弘兼憲史さん、自分より上の世代なのは知っていたのだけど20歳も上だとは思ってなかった。 漫画家として、今現在も活躍されているのはすごいな。 若い頃に漫…

「半沢直樹 アルルカンと道化師」池井戸潤/講談社

池井戸潤さんの最新長編 「半沢直樹」シリーズ6年ぶりとなる待望の最新作! ドラマシリーズ2作目の印象も強く残っているのだけど放映が2020/7-9ってコロナ禍の放映だったのか、そんな印象なかったな。 本作の刊行は2020/9月 ドラマ終了に合わせて新作がでて…

「50歳になりまして」光浦靖子/文藝春秋

お笑いコンビ・オアシズの光浦靖子さんの本 本作の「はじめに 留学の話」でふれられているコロナ禍での「ボクらの時代」への出演回(2020/5/16放送)テレビで観てました。 本作は、その後の話、あれから3年、時間がたつのは早いです。 テレビでは語られなかっ…

「暗約領域 新宿鮫XI」大沢在昌/光文社

大沢在昌さんの長編小説 新宿鮫シリーズ XI(第11作目) 第12作目「黒石 ヘイシ」を読んだ後で前作を読んでないことに気づきました。 最新作「黒石 ヘイシ 新宿鮫XI」2022年本作「暗約束領域 新宿鮫XI」2019年 そして前作「絆回廊 新宿鮫X」が2011年前前作「…

「黒石 ヘイシ 新宿鮫XII」大沢在昌/光文社

大沢在昌さんの長編小説 新宿鮫シリーズ XII(第12作目) 新宿鮫シリーズ読むのはひさしぶり。 シリーズとしての、山?となるエピソードを越えたところでの鮫島の日常的な活躍にふれるシリーズになるのかなと思います。 新しい上司の阿坂や、同僚の藪との関…

「日本ゲートウェイ」楡周平/祥伝社

楡周平さんの長編小説 「小説NON」に2021年が9月~2022年6月まで連載された「ザ・フードコート」に加筆・修正したもの ビジネスに造詣の深い、楡周平さんの連作長編最新作。 未曽有の経験だったコロナ禍の3年、 そしてその後を見据えた現代の日本を舞台にし…

「妖の絆」誉田哲也/文藝春秋

誉田哲也さんの長編小説 ”妖”シリーズの中で、紅鈴と欣治の話も何度も語られていると思っていたけど あらためて、リアルタイムで描かれる本作を読むとよかった、です。 ”妖”シリーズのファンの方、おすすめです。 あらためて、また新作が読めるならよみたい…

「あの子とQ」万城目学/新潮社

万城目学さんの長編小説 嵐野弓子17才 バスケット部に所属する女子高生 女子高校生が吸血鬼という物語といえば、 赤川次郎さんの「吸血鬼はお年頃」シリーズがあって、自分も十代の頃に読んでからファンなのだけど 「鴨川ホルモー」を初め、現実世界とあやか…

「夢と金」西野亮廣/Reder版(幻冬舎)

キングコング西野亮廣さんの本 クラウドファンディングやNFTの話 誰よりも理解していて実績のある西野寛亮さんの話は、おそらく誰よりもどこよりもわかりやすい。 よむべし。 <出版社HPの解説より抜粋>-----「まえがき」より 「夢か?金か?」という議論をキ…

「スモールワールズ」一穂ミチ/講談社

一穂ミチさん連作小説集 2002年本屋大賞第三位第43回吉川英治文学新人賞 受賞 6篇を収録 第1話 ネオンテトラ 夫との関係に鬱々としていた美和は、ある夜、一人の中学生男子と出会う。 水槽の中で泳ぐペットの熱帯魚と孤独な少年を重ねながら、二人の逢瀬は続…

「マイクロスパイアンサンブル」伊坂幸太郎/幻冬舎

伊坂幸太郎さんの連作短編集 2015年に初開催された福島県の猪苗代湖を会場とした音楽とアートのイベント「オハラ☆ブレイク」依頼された短編小説。開催が続く中でつづられた7年分の連作短編 - 昔話をする女(書き下ろし)- 一年目- 二年目- 三年目- 四年目- …

「特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来」南原詠/宝島社

南原詠さんの長編小説 2022年第20回「このミステリがすごい!」大賞受賞作 元パテント・トロールの弁理士が活躍するストーリー 特許をテーマにした小説は、今までもなかったわけじゃないと思うけど、 壮大な企業体企業の法廷闘争などではなくて、依頼者のた…

「バカと無知」橘玲/Reader版

橘玲さんの本 副題は「人間、この不都合な生きもの」 誰もが、こうなんじゃないかと持論を持っていそうな命題について、 実験の結果あきらかになった真実を知ることができるのが、 最近の橘玲さんの著作の魅力です。 普段知ることのない、実験の結果 身もふ…

「燕は戻ってこない」桐野夏生/集英社

桐野夏生さんの長編小説 【第57回 吉川英治文学賞受賞作】【第64回 毎日芸術賞受賞作】 読み始めて、一気に読み終えました。 主人公:リキだけでなく、周りの人たちの思いや考えが生々しくつづられながら、物語が進んでいくのですが 共感した次のシーンでは、…