#読書
誉田哲也さんの姫川玲子シリーズ最新作 長編としては6年ぶりとのこと。 前作の短編で予告されていた、「ドルチェ」「ドンナビアンカ」の魚住久恵が、姫川班に。。というだけでファンには見逃せない。 発売日より早めに電子書籍が購入できるようになっている…
林真理子さんのエッセイ集 初出 「STORY」2019/5月号~2022年8月号 女性向けのファッション雑誌に連載されたエッセイ集。 正直、自分はファッションに疎いのだけど、こういう世界があるのだなと、知るのも楽しい。 <出版社URLの内容紹介>-----「“揺らぐ”40代…
横関大さんの長編小説 後半、登場人物のセリフの中で言及されるのだけど、表題のメロスは太宰治の「走れメロス」から。 それは、たぶん多くの人が最初に想起することでもあると思うのだけど、 冒頭、現在のシーン卓球の国際大会でのある選手の予想外活躍から…
重松清さんの長編小説 重松清さんの小説を読むのは、結構久しぶりな気がします。 子供の目線、ゆれる心の動きを描かせたら重松清さん本当にうまい。 走馬灯の絵という、人生を振り返ることをテーマに単純ではない、人それぞれの思いも書かれていて、 一気に…
堂場瞬一さんの長編小説 2020年に刊行されたハードカバーの文庫化 オリンピックを舞台にした野球小説。 今は、WBCもあるし、米国も威信をかけて一線級の選手をを出してくるようになったのでちょっと時代感があるのだけど、 元大リーガーが米国チームの監督を…
カマタミワさんのコミックエッセイ カマタミワさん、ほぼ毎日X(旧Twitter)でUpdateされていていつも楽しく読んでいます。大ファンです。 既読の作品も多いのだけど、本人のセルフコメントが楽しいし、何度読んでも素敵です。 そういうことだったの!という…
垣谷美雨さんのエッセイ集 コロナ禍にあった2020年5月~2022年11月まで「小説推理」に掲載されたもの。 あとがきを読むと、垣谷美雨さん自身初のエッセイ集らしい。 今まで、作家や芸能人などのいろんなエッセイ集を読んできたのだけど、本書は本当に独特。 …
スティーブン・キングの長編小説を読むのは久しぶり。 冒頭、 フロリダの警察を辞めた元警官:ティム・ジェイミースンが、後に物語の舞台になるデュプレイにたどり着いて、夜回り番の職を得るまでの章、 主人公の天才少年:ルークの、愛する両親との関係が伝…
堂場瞬一さんの長編小説 警視庁追跡捜査係シリーズ最新作 11弾(書き下ろし) 特殊な任務を受け持つ部署を舞台にしたいろいろな警察小説を発表している堂場瞬一さん 警視庁追跡捜査係の刑事:西川と沖田タイプの異なる二人のかかわったまったく異なると思われ…
林真理子さんのanan人気連載のエッセイ集美女入門21 2022年7月に、日本大学理事長に就任して、勤め人になったことで、それまでと変わったことについてたくさん言及されています。 自分の中では、 作家として実績を積み上げている林さんと、「ルンルンを買っ…
三浦しをんさんのエッセイ集 最近のものだとコロナ前と後、結構幅広い時期のエッセイをあつめた本です。 三浦しをんさん、東京23区出身なのだけど、カエルだったり、オタマジャクシだったり、昆虫だったり田舎で育った自分とおなじ思い出があるっていうのが…
益田ミリさんの本 このシリーズを読むのはたぶんはじめて。 最初に、そしてところどころ娘である小学生のリナちゃんの視点がはいることで 客観的な感覚も残しながら 大人がもっている普遍的な思いみたいなものを意識できる、そんな本。 益田ミリさんの本って…
垣根涼介さんの長編歴史小説 第169回直木賞受賞作 <出版社URLの内容紹介>-----史上最も無能な征夷大将軍やる気なし使命感なし執着なしなぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか? 動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。足利…
堂場瞬一さんの長編小説 <出版社URLの内容紹介>-----ある日突然、球団広報に出向!?元大リーガーの専属広報担当を命じられた男が挑む「極秘任務」とは……名手が放つ、日本初の「球団広報小説」! 食品メーカー広報部員・三上は、子会社のプロ野球チーム「横浜…
お笑い芸人コンビ:ロザン菅広文さんの本 「京大芸人」シリーズ最新刊過去2作も楽しく読みました。新作読めるのは嬉しい! 相方:宇治原さんとのおしゃべりを楽しめる<Youtube ロザンの部屋>https://www.youtube.com/@rozannogakuyaもファンでよく観ています。 高校時代の話、芸人</youtube>…
湊かなえさんの長編小説 第一章 帰郷第二章 失踪第三章 捜索第四章 迷走第五章 帰還第六章 姉妹 週刊新潮に2013年2月~9月に連載(湊かなえさんの初めての週刊誌連載だったとのことです。) この作品は知らなかった。 主人公:大学生の結衣子(ゆいこ)の母の…
池井戸潤さんの長編小説 -テレビドラマ化されるようです。 小説の舞台:ハヤブサ地区は、池井戸順さんが生まれ育った岐阜の町をイメージしている部分があるとのこと。 今までの作品を読んできた中でも池井戸さんに、田舎(地方)というイメージがなかったの…
元衆議院議員:金子恵美さんの本 政治家のネガティブな側面については、テレビやYoutube/SNSなどでもたびたび取り上げられるのでうんざりするくらいなのだけれど、 その存在意義は?という疑問に素朴に答えようとした本って、実際なかったような気がします。…
経営コンサルタント:大前研一さんの本 大前流「21世紀型経済理論」 本書の書名である、「第4の波」の元となったキーワード 自分でも名前だけは知っている世界のベストセラーアルビン・トフラーの「第三の波(THE THIRD WAVE)」出版は1980年だったのか。 自分…
原案:長谷川嘉哉 『大家さんと僕』の矢部太郎さんの本。 「はじめに」で書かれた長谷川嘉哉さんが、著書『ボケ日和』を書くきっかけになったエピソードが印象的です。 講演を聞いていた義母を介護していた60代くらいの女性の言葉 認知症の症状のひとつモノ…
有川ひろさんの小説集 下記の七編を収録 - ハチジカン~旅猫リポート外伝~- こぼれたび~旅猫リポート外伝~- 猫の島- トムめ- シュレーディンガーの猫- 粉飾決算- みとりねこ Twitterで、愛猫家としての投稿もよくされている有川ひろさんならではの、猫へ…
有川ひろさんの長編小説 TVドラマ化された有川浩さんの「空飛ぶ広報室」は楽しく観てました。 本作では、1章で「天翔ける広報室」という名前でその制作現場が舞台になっていて、舞台裏のようなものをうかがえる仕掛けになっています。 夢を抱えた新卒での就…
第68回(2022年)江戸川乱歩賞受賞作。 江戸川乱歩賞、 10代の頃に存在を知ってからは、毎年注目していて、20年間くらいは、出版されるたびに購入して読んでいました。 「アルキメデスは手をよごさない」小峰元さん(第19回) この作品で乱歩賞を知りました。面…
<< 2022年本屋大賞ノミネート & ブランチBOOK大賞2021受賞 >> 面白かった! 羨望の的のような企業の、厳選された最終選考に残った学生たち 設定的に、鼻につくこともあるかもと思っていたけど それぞれ、個性的で有能さが響き合う、というところ、冒頭から、…
副題は、「増負担時代を生き抜く経済学」 テレビやYoutube番組などでも、 空気を読まない辛辣な発言が気持ちよい、 経済アナリスト:森永卓郎さんの本 最近、公言されるようになった社会保険負担も含めた 国民負担率の高さ(48%)についての 詳細な解説の部…
貴志祐介さんの連作小説集 貴志祐介さんの本を読むのは久しぶり。 ホラーや怪談というカテゴリにはいる小説なのだろうけど、抑えた筆致にリアリティがあって、 こういう、ちょっとぞくっとする小説を読めたのは嬉しい。 ・「餓鬼の田」・「フーグ」・「白鳥…
副題は「60代からはソロで生きる」 諏訪中央病院名誉院長である鎌田實さんの本 テレビで”鎌田式 かかと落とし”運動が紹介されていたのはよく覚えています。 本書で書かれていること、 早くから意識して、考えておくのはよいことだなと思いました。 特に、印…
テレビでのコメンテータとしても活躍する社会学者:弘兼憲史さんの本 どちらかというと、辛口のコメントが多いイメージがあったのですが、 本書での故・安倍元総理や、菅元総理の人柄が伝わるエピソードにほっこりしました。 <出版社HPの解説より抜粋>-----…
副題は、「老春時代」を愉快に生きる 「課長 島耕作」シリーズで知られる漫画家:弘兼憲史さんの本 弘兼憲史さん、自分より上の世代なのは知っていたのだけど20歳も上だとは思ってなかった。 漫画家として、今現在も活躍されているのはすごいな。 若い頃に漫…
池井戸潤さんの最新長編 「半沢直樹」シリーズ6年ぶりとなる待望の最新作! ドラマシリーズ2作目の印象も強く残っているのだけど放映が2020/7-9ってコロナ禍の放映だったのか、そんな印象なかったな。 本作の刊行は2020/9月 ドラマ終了に合わせて新作がでて…