池井戸潤さんの最新長編
「半沢直樹」シリーズ6年ぶりとなる待望の最新作!
ドラマシリーズ2作目の印象も強く残っているのだけど
放映が2020/7-9ってコロナ禍の放映だったのか、
そんな印象なかったな。
本作の刊行は2020/9月
ドラマ終了に合わせて新作がでていたのですね。
アナウンスあったのかな、印象に残ってない。
さてドラマとしても小説版として、久しぶりの新作。
舞台がいきなり大阪の支店に移っているのだけど
あいかわらず、理不尽かつ自己保身の塊のような
上長たちの下で、まともな対応で答えようとする
半沢直樹の姿に、ちょっとフラストレーションを
感じますね。
無茶苦茶な理屈がまかり通り、
あの手この手で半沢直樹を貶めようとする上長たち、
親友・渡真利忍の変わらないサポートや、
半沢の仕事ぶりを認めた顧客たちのサポート
を糧に、
大逆転というのが、
いつものストーリーながら心地よい。
■本作ならではのモチーフは、
ちょっと今の社会の状況ならではというテーマかもと
思いました。
本人たちならではの強い思いがあるという、
当然のことが、
軽くあつかわれてしまうとうところ。
<出版社HPの解説より抜粋>
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半沢直樹が絵画に秘められた謎を解く――。江戸川乱歩賞作家・池井戸潤の真骨頂ミステリー!
「やられたら、倍返しだ」。
明かされる真実に胸が熱くなる、シリーズの原点。
大ヒットドラマ「半沢直樹」シリーズ待望の最新刊、ついに登場!
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東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹のもとに
とある案件が持ち込まれる。
大手IT企業ジャッカルが、業績低迷中の美術系出版社・仙波工藝社を
買収したいというのだ。
大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗する半沢だったが、
やがて背後にひそむ秘密の存在に気づく。
有名な絵に隠された「謎」を解いたとき、
半沢がたどりついた驚愕の真実とは――。
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<講談社BOOK倶楽部の作品URL>
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000339124
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