池井戸潤さんの長編小説。
"下町ロケットシリーズ 4作目”
帰省した実家で年始のテレビドラマ特別編を先に観ていたので、
主演の佃航平(阿部寛さん)のイメージも強く
ストーリーもわかっていて、
新作を読むという、
期待度がうすくなってしまっていたのですが
面白かった。
ドラマだと、
役者のセリフや情景描写で表現されるところ
人間の嫌な部分も、善良な部分も、
本作は、小説だから文章の力で伝わる力が強かった気がします。
ドラマでハイライトになった
佃社長のライセンス供与表明のシーンはもちろんですが
最終章の帝国重工開発の小型トランスミッションの外部機関での評価報告
逆転はちょっと痛快でした。
本作で描かれた農業自動化の夢、
これは本当に実現してほしい、そう思います。
<ドラマ公式ホームページ>
http://www.tbs.co.jp/shitamachi_rocket/story/