road2vのブログ - a little white rooster

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「此の世の果ての殺人」荒木あかね/講談社

第68回(2022年)江戸川乱歩賞受賞作。

江戸川乱歩賞

10代の頃に存在を知ってからは、
毎年注目していて、
20年間くらいは、出版されるたびに購入して
読んでいました。

アルキメデスは手をよごさない」小峰元さん(第19回)
 この作品で乱歩賞を知りました。面白かった!

 この後、小峰元さんの作品はたぶん全作買いました。

写楽殺人事件高橋克彦さん(第29回 昭和58年)は、
今でも、自分が読んだ小説の中でもベストに入る作品です。
本当におすすめ!


W受賞が話題になった
 第31回(昭和60年)
モーツァルトは子守唱を唄わない」森雅広
「放課後」東野圭吾
の時の、きらきらした印象ってまだ残ってます。


けれど、

近年、なんだか暗い印象の(それはまだよいのだけど)
救いがないようなストーリーが
多いと感じていて、
ちょっと興味がうすれていました。

さて
少し時間が空いて、
読んだ本作。

選考委員たちの、熱い言葉っていうのは
江戸川乱歩賞作品のハードカバーでは、巻末に
 選考経過や選考委員の選評が掲載されています。)

素直な気持ちが隠せないものなのだな、
と思います。


特殊なシチュエーションの中で、
けして希望があふれるような状況ではないのだけれど、

なぜか、明るくて
ちょっと元気をもらえるようなところ、
すこし優しい気分になれるところ、

それは、広義のミステリ小説を対象にしている
江戸川乱歩賞でも、大切な要素でありますね。


作者の荒木あかねさん、
まだ23歳なのですね、

ひさしぶりに、乱歩賞作家の受賞後の新作を
読みたいと思いました。


閑話休題

ハードカバー巻頭の
受賞者の写真(ポートレート)と受賞の言葉って、
なくなっていたんですね。。
いつからなんだろう。
気づいてなかった。


<出版社HPの解説より抜粋>
-----
史上最年少、選考委員満場一致。
「大新人時代」の超本命!

本格ミステリーの骨法もよく心得ている――綾辻行人
特A、もしくはA+、もしくはAA――月村了衛
二人の女性のバディ感が最高に楽しい――柴田よしき
極限状況で生きてゆくひとが、愛しくなる――新井素子
非日常を日常に落とし込む、その手捌きは実に秀逸である――京極夏彦

―滅びゆく世界に残された、彼女の歪んだ正義と私の希望
正義の消えた街で、悪意の暴走が始まったー


小惑星「テロス」が日本に衝突することが発表され、
世界は大混乱に陥った。そんなパニックをよそに、
小春は淡々とひとり太宰府で自動車の教習を受け続けている。
小さな夢を叶えるために。
年末、ある教習車のトランクを開けると、滅多刺しにされた
女性の死体を発見する。
教官で元刑事のイサガワとともに、地球最後の謎解きを始める――。
-----

<講談社BOOK倶楽部の作品のURL>
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000368583
試し読みもできます。

 

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