第56回江戸川乱歩賞受賞作。
小学校時代からの友人4人、
とある事件をきっかけに再会する。
かつて埋めたタイムカプセル、
23年前の事件と現実の事件が、ひとつにつながっていく。
容疑者、刑事、被害者の家族、
かけがえのない仲間、かつて恋した相手、
それぞれの立場と視点で
物語は姿を変えながら、別の側面を見せ始める。
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正直、いままで江戸川乱歩賞というものに持っていたイメージとは
違っていた。
事件解決をリードする探偵役の刑事も加えて、
感情移入する対象がしぼれなかったのは、
ちょっと残念だった。
新しい作品がどんなものになるのか、期待する。