篠田節子さんの長編小説
海底の遺跡、これだけでロマンがあふれる。
そして
バツ3の主人公:加茂川一正(カモヤン)のキャラクターがよい。
基本まじめな人なのだけど、
ふつうに自分勝手な思い込みで動くところもあって
振り回されることもあるのだろうけど
こういう人って友達にいたら退屈しないだろうな。
バツ3のかつての嫁たちとのエピソードに
ちょっと笑ってしまった。
調査強力でかかわるる中で、
現地住民のケワン、エダ
大学教授の藤井・人見と付き合いが深まっていくところ。
人付き合いってこういうことだな、
とちょっと思いました。
こういう世界観を知れるのは
小説の素敵なところです。
<出版社URLの内容紹介>
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大手ゼネコン勤務の加茂川一正は、インドネシアの小島で
海底に聳え立つ仏塔を発見する。
一正はこの遺跡の保護を自らの使命とし本格的な調査に乗り出すが、
次々と障壁が立ち塞がる。住民の反発、開発を優先する地主、
他宗教からの弾圧……
人間の欲望が女神の怒りに触れたとき、島に激震が走る。
圧巻の長編エンタテインメント!
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<新潮社の作品URL>
https://www.shinchosha.co.jp/book/313366/