東野圭吾さんの長編小説
ガリレオシリーズの最新長編
人気があるシリーズ作品で、きちんと時間が経過して
人生の歩みが進んでいるというのは、
結構珍しいのかなと思います。
前作で、
米国から帰国して、教授になった湯川学の日常の生活について
他者の視点で、ちょっとふれることができたのは新鮮だったのだけれど、
本作では、湯川の両親の話が、草薙の若き日の記憶と絡めて
紹介されて、またよかった。
従来シリーズでの特徴だった、
物理学者ならではの、論理的な謎解きでなく、
自分自身ともかかわってくる、親子や人と人のかかわりが
物語の核になっているところ、
新しいガリレオ・シリーズの側面を楽しみました。
内海薫刑事と作中会えたのもうれしい。
次作でまたどんな展開があるのか、楽しみです。
<出版社HPの作品紹介より抜粋>
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シリーズ第十弾。最新長編。
今、明かされる「ガリレオの真実」。
房総沖で男性の銃殺遺体が見つかった。
失踪した恋人の行方をたどると、関係者として天才物理学者の名が浮上した。
警視庁の刑事・草薙は、横須賀の両親のもとで過ごす湯川学を訪ねる。
「愛する人を守ることは罪なのか」
ガリレオシリーズ最大の秘密が明かされる。
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<出版社の作品URL>
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163914244
<ガリレオシリーズ公式サイト>
https://www.bunshun.co.jp/galileo/