東野圭吾さんの長編小説。
ガリレオ・シリーズの新作長編・・でした。
出版されていることを知らなった。
ベストセラーの新作が、目にふれないところ、
ネット広告ってどんなメカニズムなのだろうと、相変わらず不思議です。
（東野圭吾さんは電子書籍をださない主義のようなので、インターネット広告に
メリットを見だす主体がないからなのか？）
出版社もそうだし、アマゾンでも楽天ブックスでも、紙の本も売っているのだけどな。
こういうときだけ新聞広告のありがたさを感じます。
アメリカで2年研究生活を送り、帰国して教授になった湯川学
時間がたって、歳をとって、そして立場も変わった。
東京西部の街で起きた行方不明者の死体発見から始まる事件
おなじみの草薙・内海薫が登場して、そして湯川の推理がさえわたるところ
醍醐味は変わらないのだけれど
地元の食堂（湯川の大学の研究施設があり、出張できている）の人たちから
教授、とよばれて親しまれている湯川の姿は、ほっこりするのだけど
准教授だったり、まだ若い刑事だった頃とは、
立ち位置がかわってしまったのは、
ちょっと寂しい。
「容疑者Xの献身」事件への湯川の心残りが、
最後の行動を決めているところ、時間の経過と一緒にこころにしみました。
＜ガリレオシリーズ公式サイト>
http://www.bunshun.co.jp/galileo/
