島田荘司さんの新作長編小説
名探偵・御手洗潔が活躍する作品を読むのは久しぶりです。
伝説的な天才バレリーナ:フランチェスカ・クラスパン
の殺人事件
あり得ない、幻想的な謎をいかに紐解くのか?
事件の発生時、
警察の初動捜査を丁寧に描いて
その不可思議さを説明していく前半部分は
物語の基礎をつくる部分で重要なのだけど
ちょっと長く感じましたが、
御手洗潔が登場する5章から、
このあたりの外連味は、相変わらずうまい。
鮮やかな解決を楽しく読みました。
■閑話休題
20代の頃から、自動車雑誌「Car&Driver」で連載されていた
島田荘司さんのクルマについての連載コラム、
いつも楽しみに読んでいました。
もう20年くらい前になるとは思うのだけど
電気自動車についての記事が続いてた頃の連載も
印象に残っているのだけど
最近の電気自動車のことをどう考えているか、
書かれたものがあれば読みたいな、と思いました。
<出版社URLの内容紹介>
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世界中で人気を博す、生きる伝説のバレリーナ・クレスパンが密室で殺された。
1977年10月、ニューヨークのバレエシアターで上演された「スカボロゥの祭り」で
主役を務めたクレスパン。
警察の調べによると、彼女は2幕と3幕の間の休憩時間の最中に、専用の控室で撲殺されたという。
しかし3幕以降も舞台は続行された。
さらに観客たちは、最後までクレスパンの踊りを見ていた、と言っていてーー?
<講談社BOOK倶楽部の作品URL>
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000375192
<ダ・ヴィンチ島田荘司さんインタビュー>
https://ddnavi.com/interview/905591/a/
連載開始時のイメージ・構想が読めます。
こういうの嬉しい。