島田荘司さんの新作長編。
主人公は吉祥寺医科大学の学生:糸永遥
ある日病院のベッドの上で目覚めた主人公は、
自分が交通事故で記憶を失っていることを知る。
すこしずつ記憶を取り戻していくなかで、
一緒に事故にあったはずの恋人:神原雅人の存在。
島田荘司さんの最近の作品は”御手洗潔もの”が続いていたので
単発の作品は久しぶりだった。
TMSによるうつ病治療、心霊現象、ドッペルゲンガー、
島田荘司さんの脳についての関心と研究が結実した部分が新鮮で
面白った。