島田荘司さんの長編小説。
第一章 意図不明の猟奇
第二章 重力論文
第三章 アルカトラズ
第四章 パンプキン王国
エピローグ
第二次世界大戦アメリカ参入前のワシントンDCで起きた謎の死体損壊事件、
そして重力論文。
恐竜という存在についての考察は、J.P.ホーガンの小説の中でも
ひとつの解が示されていたのだけれど、小さいころから身近だったものに
こんな単純な矛盾があることを改めて面白いと思った。
島田荘司さんの繰り広げる幻想と、現実の解への見事な着地。
最後には、
個人的に関心の対象だった長崎・端島(軍艦島)が登場して完結します。
御手洗潔やレオナが登場しないことが最初は物足りないかと思ってましたが
面白かった。
おすすめです。