島田荘司さんの新作長編。
Kindle版(キンドル版)で購入して初めて読了した本になりました。
「ロシア幽霊軍艦事件」の直後、御手洗潔が日本で活躍した最後の事件。
個人的になじみのある瀬戸内海、福山を舞台にしていて
それがまたちょっと特別な親しみを感じる要因になっています。
村上水軍、名前だけは聞いたことがあったけれど、海賊で野蛮なイメージがあったけれど
瀬戸内海固有のメカニズムと共生して、科学的にも優れた武器を考案するなど
優れた海軍だったということが、この小説の題名でもある”星籠”につながって
終盤のシーンは爽快だった。
面白かったです。
金曜日の夜中に上巻をキンドルで購入して、
土曜日、読み終えた後で、すぐに下巻を購入して続きを読みました。
WiFiでワンクリックですぐに読めるといういうのは、便利ですね。
村上春樹さんの「1Q84」を読んでいた時は、BOOK2を読み終えた後で
待ちきれず、夜、BOOK3を近所の本屋に探しに出かけていったのですが、
すべての新刊がキンドルでもすぐに読めるようになれば、
電子書籍のブレイクもあるかもしれない、と思いました。
現実は、まだまだ読める新刊がかぎられてますけどね。