重松清さんの短編集
- いいものあげる
- ホラ吹きおじさん
- 永遠
- チャーリー
- 人生はブラの上を
- 再会
重松さんの本を読むのは結構ひさしぶり。
『きみの友だち』とか『小学5年生』とか、
本当に珠玉の名作でした。
本作は、子供時代の出来事・思い出と、
そして再会というのがテーマ
になっていて、
大人になった自分が振り返るというところを
ちょっとだけ、
一緒に追体験させてもらったような気がしました。
■改題前の書名『再会』
「いいものあげる」のせつなさとか悲しさ
その続編である
「再会」
読み終えて
ええ。。、そういうことになるの・・と
切ない気持ちが募ったのだけど、
何度か読み返しているうちに
ああ、最後に中村さんがむりやスズちゃんを引っ張っていってよかったな。
瀬尾っち、本当に最高だったな、
そして、
本当に再会できて良かった・・と
思うようになりました。
収録作品のどれもが、ちょっと心にしみます。
「永遠」のシノケン、よかった。
「人生はブラの上を」再会してまた笑い合えるとよいな。
本書を読んで、人がすこしずつでも優しくなれたらよいな
と思いました。
おすすめです。
<出版社HPの作品紹介より抜粋>
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最後まで誇り高かったクラスの女王さま。
親戚中の嫌われ者のおじさん。
不運つづきでも笑顔だった幼なじみ。
おとなになって思いだす初恋の相手。
そして、子どもの頃のイタい自分。
あの頃から時は流れ、私たちはこんなにも遠く離れてしまった。
でも、信じている。いつかまた、もう一度会えるよね──。
「こんなはずじゃなかった人生」に訪れた、小さな奇跡を描く六つの物語。
『再会』改題。
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<新潮社のHP>
https://www.shinchosha.co.jp/book/134930/
<重松清さんのウィキペディアURL>
https://ja.wikipedia.org/wiki/重松清