ジェフリー・アーチャーの長編小説
副題は「ロンドン警視庁美術骨董捜査班」
本・新シリーズの主人公:ウィリアム・ウォーウィックは、
「クリフトン年代記」シリーズの主人公:ハリー・クリフトンが
作家として世に出した作中作のベストセラー小説の主人公です。
読み始めるまで、気づいてなかった。。。
自身の作品の作中作で、世界的なベストセラーとしたシリーズ作品を、
実際に書くのって作家にとってはかなりのプレッシャーだと思うのだけど、
現実に多数のベストセラー小説を書いてきたジェフリー・アーチャーに
とっては、それほど高いハードルではなかったですね。
面白かったです。
本作のEndingで、物語に続きがあることは示唆されているのですが
訳者:戸田裕之さんの「訳者あとがき」によると
本シリーズは4部作になるとのこと。
★ジェフリー・アーチャーの経歴についても「訳者あとがき」で
改めて紹介されています。
12/17にシリーズ2作目の続編
「まだ見ぬ敵はそこにいる ロンドン警視庁麻薬取締独立捜査班」が
(ハーパーBOOKS)から出版されるようです。
ジェフリー・アーチャーの作品、ずっと新潮社からでていたのですが
出版元がかわるのか。。
(訳者はかわらず戸田裕之さん、Kindle版も同時に出るようです。)
「クリフトン年代記」シリーズは未読でも、問題なく楽しめます。
おすすめです!
<出版社HPの作品紹介より抜粋>
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本物のレンブラントには右下隅に〈RvR〉と署名があるんです――。
ロンドン警視庁の新米捜査員ウィリアム・ウォーウィックは
大学で学んだ美学を武器に、警察が押収した絵画を即座に贋物と見破り、
捜査班のメンバーとなる。追うのは稀代の大物名画窃盗犯。
二転三転の攻防の末、ついに決着は法廷にもつれこむ!
一筋縄では終わらない結末に、名ストーリーテラ ーの技が冴える美術ミステリー。!
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<新潮社の作品URL>
https://www.shinchosha.co.jp/book/216150/
試し読みもできます。
<ハーパーBOOKSの続編URL>
https://www.harpercollins.co.jp/hc/books/detail/14184