三浦しをんさんの青春小説
主人公は、
温泉のある、とある地方の街の高校生:穂積怜
青春小説によくある、主人公の希望とか挫折とか
恋愛とか夢の存在感が最初から薄いので
どういう小説なのか。。
中盤くらいまでぴんと来なかったのだけど
友人たちとの日々の会話、そしてその親との関係性など
自分の青春もこんなんだったなと、
じわじわとその世界になじんでいく感じがありました。
ちょっと懐かしい、もうひとつの自分の青春時代を
想像してしまった。
「この街にはエレジー(哀しい歌)よりも似合う歌がある」
「もっちもっち、もちゆ~♪ もちゆおーんせーん~」という
間の抜けたテーマソングが流れる餅湯商店街
そんなふるさとがあるっていうのはよいな。
<出版社HPの作品紹介より抜粋>
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海と山に囲まれた餅湯温泉。
団体旅行客で賑わっていたかつての面影はとうにない。
のどかでさびれた温泉街に暮らす高校生の怜は、複雑な家庭の事情や、
進路の選択、自由奔放な仲間たちに振り回されながら、
悩み多き日々を送っていた。
今日も学校の屋上で同級生4人と仲良く弁当を食べていたら、
地元の「餅湯博物館」から縄文式土器が盗まれたとのニュースが入り…
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<双葉社のHP> 街のイラストマップみていると楽しい
https://www.futabasha.co.jp/introduction/2021/miura_elegy/index.html