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「民王 シベリアの陰謀」池井戸潤/角川書店

池井戸潤さんの長編小説

前作「民王」は、

政治家親子の精神の入れ替わりというSF的な仕掛けが
物語のコアになっているのですが、
コメディ的なやりとりの中でも伝わってくる熱さがあって
面白かった。


続編である本作は、

現実的な出来事や政治の世界を
舞台にしているので、

趣がかなり異なりました。

現実とシンクロしているような、していないような、
不思議な感覚の中で

結局は、

人間性に情、それに伴う人と人との関係がやはり大きいというところ

そこが、前作との共通点だなと
最後に思いました。

<出版社HPの作品紹介より抜粋>
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「マドンナ・ウイルス? なんじゃそりゃ」第二次内閣を発足させたばかりの
武藤泰山を絶体絶命のピンチが襲う。
目玉として指名したマドンナこと高西麗子・環境大臣が、
発症すると凶暴化する謎のウイルスに冒され、急速に感染が拡がっているのだ。
緊急事態宣言を発令し、終息を図る泰山に、世論の逆風が吹き荒れる。
一方、泰山のバカ息子・翔は、仕事で訪れた大学の研究室で「狼男化」した教授に襲われる。
マドンナと教授には共通点が……!?
泰山は、翔と秘書の貝原らとともに、ウイルスの謎に迫る!!
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<出版社の作品URL>
https://www.kadokawa.co.jp/product/322104000661/
試し読みもできます。

<KADOKAWA文芸WEBマガジン>
https://kadobun.jp/special/tamiou_siberia/
・著者インタビュー もあります。
https://kadobun.jp/special/tamiou_siberia/

 

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