東野圭吾さんの長編小説
公式サイトのコピーは
『白夜行』『手紙』......
新たなる最高傑作、
東野圭吾版『罪と罰』。
今後の目標はこの作品を超えることです。---東野圭吾
警察の丁寧な捜査で浮かび上がった容疑者の自供、
それで事件はすんなり終了するはずが、
被害者、容疑者の家族、
そして容疑者とかかわった関係者の語る違和感が、
鍵になって、想像していなかった真実を浮かび上がらせる。
少しずつ、新しい真実が明らかになっていく展開には
ひきずりこまれた。誰が何をかばっているのか。
暗転する未来、
SNSでの評判が大きな存在になった
現在ならではの小説だなという気がします。
安易に、感情的な見方をせずに、
人に対して寛容でありたいな、そう思わされました。
おすすめです。
モノクロの装丁、読後にあらためて観返すと
本作の世界観をうまく表現しているのだな、と感じました。
<出版社HPの作品紹介より抜粋>
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二〇一七年十一月一日。
港区海岸に止められた車の中で腹を刺された男性の遺体が発見された。
被害者は白石健介。正義感が強くて評判のいい弁護士だった。
捜査の一環で、白石の生前、弁護士事務所に電話をかけてきた男、
倉木達郎を愛知県三河安城に訪ねる刑事、五代。
驚くべきことにその倉木がある日突然、自供をし始める――が。
二〇一七年東京、一九八四年愛知を繋ぐ〝告白〟が、
人々を新たな迷宮へと誘う—。
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<幻冬舎特設サイト>
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