road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

2009-01-01から1年間の記事一覧

「ガリレオの苦悩」東野圭吾/文藝春秋

ガリレオことT大:准教授:湯川学が活躍する短編集の最新作。 下記、5編から構成。 第1章 落下る(おちる) 第2章 操縦る(あやつる) 第3章 密室る(とじる) 第4章 指標す(しめす) 第5章 撹乱す(みだす) 女性刑事:内海薫が登場して 先輩刑事の草薙に…

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」2007/英・米

ハリー・ポッターの映画シリーズ第5弾。 監督:デビッド・イェーツ 主演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン 第一作をレンタルDVDで借りた見た作品を、 今は、地デジでハイビジョンで観ているということに 映画を観るという行為では…

「讐雨 刑事・鳴沢了」堂場瞬一/中公文庫

刑事・鳴沢了シリーズの6作目。 前作「帰郷」の後の事件になります。 恋人の優美とその息子勇樹は渡米していて、 鳴沢とは電話の会話で登場します。 小説が時系列で進行していくのが、このシリーズの よいところでもあり、 前作との関係を意識して読まざるを…

「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 」2008/米

レンタルDVDで映画を見るのは、薄型TV買ってから初めてかもしれません。 監督:スティーブン・スピルバーグ 主演:ハリソン・フォード、シャイア・ラブーフ、カレン・アレン 19年ぶりのインディ・ジョーンズ シリーズ最新作。 前作「最後の聖戦」のイメージ…

「日銀券 上巻・下巻」幸田真音/新潮社

日銀(日本銀行)を舞台にした幸田真音さんの長編小説。 著者初の週刊誌連載小説らしい。 主人公は日本銀行の政策委員会(ボードメンバー) の審議委員に選ばれた国際経済学者:中井 就任前に亡き妻の思い出を抱えて旅した南アフリカで 出会った女性との再会…

「訣別の森」末浦広海/講談社

第54回江戸川乱歩賞受賞作。 主人公は、元自衛隊のヘリコプター・パイロット:槇村博樹 今は、ドクター・ヘリを操縦している。 登場人物たちが抱える それぞれの、???という思い入れの深さは 多少気になるけれど ヘリコプターにオートバイ、 北海道東部を…

「キング」堂場瞬一/実業之日本社

マラソンランナーを主人公にした堂場瞬一さんの長編小説。 陸上選手を主人公にした堂場瞬一さんの小説は初めて。 怪我やトラブルでオリンピック出場を果たせないできた天才ランナー:須田 かつて陸連とのトラブルでマラソンを離れたランナー:武藤 そして、 …

「イノセント・ゲリラの祝祭」海堂尊/宝島社

「チーム・バチスタの栄光」から連なるシリーズ長編のひとつ。 厚生労働省の役人:白鳥と東城大医学部付属病院:田口公平が 再度、まみえる作品だけれど、 過去の作品でもすこしづつ提示されてきた 実際の医療行政の問題に焦点をあてた本作は、 今までの作品…

「大金星」水野敬也/小学館

「夢をかなえるゾウ」で有名な水野敬也さんの小説? 同様な本を想像していたのだが, もてない大学生:御手洗くんが主人公。 渋谷で出会った鹿児島弁の謎の男:春男に ひきずられるように自分の殻をやぶって 今までは声もかけられなかったような きれいな女性…

「パパと娘の7日間」五十嵐貴久/朝日新聞社

テレビドラマ化されたのは、記憶に新しい。 (がもう2年前になるのですね、時間がたつのは・・。) ドラマでは、女子高生の娘役:新垣結衣と 心が入れ替わる父親役に舘ひろしが配されたことで そのキャスティングの意外性や両者の演技に焦点があたり プロモ…

「水上のパッサカリア」海野碧/光文社

弟10回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。 書名からは、どんな小説なのか想像できない、 そういうことも珍しいことでもないけれど、 最初に手にとるかどうかのハードルとしては あまりよい効果ではない気がする。 主人公は、まだ少年の頃から特殊な技能を…

「ララピポ」奥田英朗/幻冬舎

奥田英朗さんの6話からなる連作小説集。 都会で生活する登場人物たち(老若男女)の 性(セックス)にまつわるエピソード。 生きていくことの意義や、価値、 目標や夢、 小説のテーマは数あれど、 人の基本的な欲求のひとつであることを みもふたもなく書き連…

ヤマダ電機跡

ひさしぶりにシビックに乗って、幕張方面まで走った。 ヤマダ電機があった場所、売り店舗の看板(所有はヤマダ電機)が出ていて、 空っぽの店舗内がのぞける風景、人影もなくて寂しい。 広大な駐車場を備えるというメリットもあるものの 新しく店舗候補地を…

「壺霊 上・下」内田康夫/角川書店

内田康夫さんの最新長編。 おなじみの雑誌「旅と歴史」藤田編集長から 京都・高島屋のレストラン街「ダイニングガーデン京回廊」の 取材依頼を受けた浅見光彦(本作では33歳)が、 兄の紹介で依頼された別の依頼も一緒に引き受けて 京都町家に逗留しながら、…

「聖女の救済」東野圭吾/文藝春秋

探偵ガリレオ・シリーズの長編2作目。 「容疑者Xの献身」に続く待望の小説作品だけに、 とても大きな意味を持つ存在だったと思う。 ヒットしたTVドラマと映画、 (ドラマは私も楽しみました。良かったです。) 小説とドラマ・映画が別物というのは、ひとつの…

自動車税支払い

平成21年度の自動車税:39500円 近くのコンビニで支払い済ませました。 年1回ですが、自動車にはお金がかかると 改めて思う機会になっています。 そしてまた1年たったんだなと思います。

「サニーサイドエッグ」萩原浩/東京創元社

フィリップ・マーロウにあこがれる私立探偵:最上俊平。 刺激に満ちた依頼に追われている、 ・・はずが、 ペットの捜索を得意とするもうひとつの顔を持つ。。 「ハードボイルド・エッグ」の続編。 前作は、どこまでもハード・ボイルドスタイルを崩さない主人…

新型プリウスデビューフェア

住んでいるマンションのすぐ前に、トヨタ店があります。 今週5/23~5/24は新型プリウスデビュー・フェアが行われている ようなので出かけてきました。 のぼりはたくさん立っていましたが、あいにくの小雨のせいか、 来客者は私がいった時点はひとりもおらず…

「意味がなければスイングはない」村上春樹/文藝春秋

村上春樹さんが、音楽について語りたいという思いを形にした 『ステレオサウンド』2003年春~2005年夏号まで連載された文章を まとめた本。 メイン?で扱われているジャズ/クラシック畑のミュージシャンについては ほとんど知らなかったけれど それでも、フ…

「くたばれ成果主義!」江波戸哲夫/飛鳥新社

大手電機メーカー:コスモ電機の社員が、 オープンしたばかりの大手家電量販企業ヤジマ電販秋葉原店の テレビフロアを占拠して騒ぎを起こす。 その原因となったのは、 かつて他にさきがけて導入され、華々しく世間に喧伝された 成果主義にもとづく人事制度「…

「告白」湊かなえ/双葉社

2009年、本屋大賞受賞作。 6章からなる小説。 「聖職者」 「殉教者」 「慈愛者」 「求道者」 「信奉者」 「伝道者」 書評などでずいぶん取り上げてきた話題作ですが、ようやく読むことが できました。 各章、関係者の語り、独白でつづられていくスタイルのた…

「ダメな女」村上龍/光文社

1997年から2001年まで 「I'm」、「CLASSSY.」に連載された村上龍さんの連作エッセイ集。 書かれていることにさすがに古さを感じる。 ライフスタイルや時代感という意味で、 この10年は日本にとって大きな変化があったのだと あらためて思いました。

「影絵の騎士」大沢在昌/集英社

近未来を舞台にした大沢在昌さんの長編小説。 主人公は、病気の妻エミィと最期をすごすために 3年前からオガサワラに移り住んだ元探偵のヨヨギ・ケン。 巨大なネットワークが、人びとの生活を支配する時代、 東京湾に作られた巨大な人口島「ムービー・アイラ…

「狂宴の果て」江上剛/角川書店

銀行員の7千億の不正融資事件、 江上剛さんの小説を何作か読んできたけれど、 登場人物たちの少年時代・学生時代から書き込んでいく点では 異色の作品になっている。 時代背景など、江上剛さん自身と重なる部分があって、 それが重厚感につながっているので…

「帰郷」堂場瞬一/中央文庫

刑事:鳴沢了シリーズ 第5作目。 前作で、交際中の優美に背中を押されたこともあり、 病をわずらい入院中だった父親との関係を修復つつあった鳴沢。 父親の葬儀、故郷新潟に戻った鳴沢の前に 姿をあらわす、かつて父親が唯一解決できなかった事件。 葬儀当日…

「孤狼」堂場瞬一/中公文庫

刑事:鳴沢了シリーズ4作目。 文庫書き下ろし。 青山署の刑事課に戻った鳴沢が、本庁の理事官に呼ばれて 新たな相棒:今とともに失踪した刑事の捜索を命じられること から物語が始まる。 以前の事件「破弾」でコンビを組んだ小野寺冴も 刑事を辞めて探偵とし…

「架空取引」マイケル・リドパス/NHK出版

主人公は、ロンドン・シティの若い債権トレーダー、ポール・マレー。 株式の世界を描いた小説はずいぶん読んできたけれど、 債権市場での取引を舞台にした作品は初めてだと思う。 作者自身のトレーダー経験を生かした臨場感ある描写は 興味深かった。 元オリ…

「一年分、冷えている」大沢在昌/PHP研究所

22篇からなる、大沢在昌さんの短編というか、ショート・ショート集。 冒頭の表題作から テイストがいつもの大沢作品と違って、 まるで、わたせせいぞうさんのハートカクテルのような 味わいが新鮮で、意外でしたが・・ よかったです。 「1年の反対側」などよ…

「ヒステリック・サバイバー」深町秋生/宝島社

深町秋生さんの長編小説。 アメリカの中学校で、生徒による銃乱射事件に巻きこまれ、 心の傷を抱えたままで帰国した 15歳の主人公:三橋和樹 そして帰国した日本で、 今度はスポーツ系の生徒とオタク系の生徒の 争いの中に巻き込まれていく。 どういう形で物…

「クジラの彼」有川浩/角川書店

自衛隊恋愛シリーズ第一弾、 「クジラの彼」 「ロールアウト」 「国防レンアイ」 「有能な彼女」 「脱柵エレジー」 「ファイターパイロットの君」 「あとがき」 『ラブコメ今昔』を読んだ後、 シリーズ1作目があると知って読みたくなりました。 自衛官を主人…