2009年、本屋大賞受賞作。
6章からなる小説。
「聖職者」
「殉教者」
「慈愛者」
「求道者」
「信奉者」
「伝道者」
書評などでずいぶん取り上げてきた話題作ですが、ようやく読むことが
できました。
各章、関係者の語り、独白でつづられていくスタイルのため
独特の世界観の中で、
実は物語の序章である「聖職者」からその世界に引き込まれていきます。
「聖職者」だけでも完結したかのように見える物語が
どんな風に、展開されて、また違う景色を見せていくのか、
意外性の連続で、驚かされます。
最後は・・・確かに。いろいろな感想があるでしょうね。
とにかく話題になる、本屋大賞受を受賞するだけのことはある、
そんな強い力を持った作品でした。