フィリップ・マーロウにあこがれる私立探偵:最上俊平。
刺激に満ちた依頼に追われている、
・・はずが、
ペットの捜索を得意とするもうひとつの顔を持つ。。
「ハードボイルド・エッグ」の続編。
前作は、どこまでもハード・ボイルドスタイルを崩さない主人公が
憎めなくて面白かった記憶がある。
ずいぶん前に読んだためか、詳細は覚えていないが
楽しみにして読んだ。
長い間仕事がなく困っていた最上俊平に相次いで依頼された
猫の捜索、ロシアンブルーのリュウとチョコピー、
単なるペット探しも最初から不穏な気配がただよう。
そこに知人から紹介されたアルバイトの助手、
NY帰りの茜がからんで、どう物語が展開していくのか、
想像もできないままストーリーが続くのだけれど。
正直、ユーモアも少しから周り、複雑な話が最期の爽快感に
うまくつなげられず終わってしまったような感じだった。
茜の活躍もきっとあるだろう、次作に期待します。