近未来を舞台にした大沢在昌さんの長編小説。
主人公は、病気の妻エミィと最期をすごすために
3年前からオガサワラに移り住んだ元探偵のヨヨギ・ケン。
巨大なネットワークが、人びとの生活を支配する時代、
東京湾に作られた巨大な人口島「ムービー・アイランド」で、
ネットワークから独立した巨大な産業として存在する映画産業。
友人:ヨシオ・石丸に依頼された調査をきっかけに
ヨヨギ・ケンは、新東京そしてアイランドでの
見えざる陰謀にまきこまれていく。
大沢在昌さんが、
こんな、架空の近未来小説を書いていたのは知らなかった。
歴史、背景、風俗、
緻密に作り上げていかなけらばならない分
大変な仕事になるのだろうけれど、自由に想像の羽を広げられるところが
魅力なのだろうか。