2009-01-01から1年間の記事一覧
5章からなる連作長編: 主人公:七森恵子は、元外資系証券会社のアナリスト。 今は個人で自称「金融探偵」として働いている。 謎の女:真壁杏子の依頼を受けて 投資先の候補である会社を調べるなかで彼女自身の過去も 明らかになっていく。 井上尚登さんの小…
タリーズコーヒージャパンの創業者として知られる松田公太さんの著書。 近年、ベンチャー立ち上げで若くして成功した人は、 日本でも何人もいるけれど、 多くはITやそのサービス事業でのことで、 コーヒーという日常的な飲食の分野では珍しい。 普通の銀行員…
2008 インターナショナルオーディオショウ(東京国際フォーラム) いってきました。 最終日、最後は恒例の 大場商事のブースで傅 信幸さんの講演に。 ジェフ・ローランド社長本人と、 AVALONの上級MGRらしい人も参加して即興でのインタビューも 聴けました。…
スポーツ・ノンフィクション・ライターのさきがけ、 山際淳司さんの本。 「スローカーブをもう一度」に続く2冊目の本。 「異邦人たちの天覧試合」: ”展覧試合”の話、になるとさすがに生まれる前のことに なってしまうけれど、こんな風に時代を超えて共有で…
ソニーのプレイステーション・ポータブル:PSP-3000を購入しました。 ゲーム機を買うのはセガ・サターンとプレイステーション(中古)を 購入して以来、十数年ぶりです。 10/1~の\3000値下げを受けて、 楽天ブックスで\16296(税込み)、 昨日10/2の朝に受…
副題:すーちゃんの明日 主人公:カフェの店長として働くすーちゃん すーちゃんの友達: さわちゃん(さわ子さん) まい子さん ライトなエッセイコミックのようなものを想像していましたが。 40歳すぎの独身者としては しみじみ、心にしみいりますね。 ふか…
「鴨川ホルモー」,「鹿男あをによし」の作者である 万城目学さんの初エッセイ集。 他にはないユニークな小説の作者であるだけに どんなエッセイなのか、想像もつきませんでしたが・・ 少年時代(8歳)の不思議な経験: 藪の中「万博公園でっかい鳥事件」 - …
千葉市のセンシティ4F旅券事務所にて、 パスポート受け取りに行ってきました。 費用は、証紙が計16000円(14000円+2000円)。 この時期少し痛い。 今度のパスポートはICチップが封入されたページを もつ形になっていて、それも値段に効いている? 平日という…
監督:滝田洋二郎 脚本:小山薫堂 主演:本木雅弘、広末涼子、山崎努、余貴美子 アカデミー賞外国語映画賞受賞作。 テレビニュースでなんどもFeatureされていたので、 ある程度知っているような気分になっていましたが、 本編を観ることができました。 静か…
林真理子さんによる、7編の短編からなる連作長編: -グラビアの夜 -白い海で泳ぐ水着 -メイクルーム -うさぎ狩り -バスローブ -マリアさまのカメラ -グラビアの夜 再び 青年コミック誌のグラビア撮影、ある一夜の撮影 編集者、スタイリスト、ヘアメイク、カ…
蓮丈那智フィールドファイル掘 憑代忌(よりしろき) 湖底祀(みなそこのまつり) 棄神祭(きじんさい) 写楽・考 の4編を収録。 東敬大学 異端の民俗学者:蓮丈那智の活躍。 北森鴻さんの小説を読むのは初めて。 表題に挽かれて借りてみました。 なじみのな…
竹本健治さんの長編小説。 ウロボロス・シリーズ以外の作品を読むのはもしかして初めてかもしれない。 主人公:矢木沢はゲーム制作会社アプリカで働いている。 新しいRPG開発のためにイメージを膨らませるための資料を 探すさなか、リアルな幻に悩まされるよ…
土地家屋調査士:大地尚一郎が活躍する連作短編集。 主人公の仕事が仕事だけに 不動産トラブルにまつわる話を膨らませて、 8編からなる長編小説になっている。 1章目の「隣の家」で尚一郎に助けをもとめた 内野雨季子が、尚一郎の事務所に 土地家屋調査士見…
-副題はアウトサイダーの時代 第一章 キャリア編 第二章 独立編 第三章 新世代編 「若者はなぜ3年で辞めるのか?」のその後、 辞めた若者が何をめざすのか・・ 私の会社でも3年(未満)で辞める若者がこの1年で 何人もでている。(その前もあったか。) それ…
本書が書かれたのは2004年。 派遣切りが問題になるのはまだ先のことで、 ここでは正社員であるサラリーマンのことが書かれている。 数年とはいえ、時間がたっているものの 雇用状況の厳しさは変わらずで 身をつまされるような事例が多い。 年齢によって厳し…
二宮清純さんの本。 第1章 監督の極意、投打の奥義 野村克也監督、 古田敦也(元選手)のことは今まで多くの記事や インタビューで知る機会も多かったけれど、 二宮清純さんが語るとまたその意味合いも深くなって 面白い。 中西太さん、大野豊さん、 中西太…
「何でも屋」で働く萩原健太郎を主人公にした連作短編集。 書名からみて2作目のよう。 EPISODE1 タイムカプセル EPISODE2 エスコート EPISODE3 ベースボール EPISODE4 チェイス EPISODE5 カジノ それぞれのエピソードで、いろんな依頼者とともに 経験するこ…
アニキ、鉄人といわれる阪神タイガースの金本知憲選手が書いた本。 個人的には プロ野球中継をみることもほとんどなくなっていても、 近年、ニュースで金本選手の活躍を観る機会は多かった。 誰もが、強い、鉄人・不屈というイメージを持っている選手、 だか…
”仮想的有能感"というキーワードとともに、 若者、日本人の感情と行動の変化に踏み込んだ本。 造語されることで、急に新しい何かが認識されて 人びとの中で確かなものとして 形作られていくことは、最近よく認識されていることになる。 本書のキーワードも、…
社会保険労務士である著者の田北百樹子さんが、 自身の労務管理コンサルタント経験をもとに <シュガー社員>と名づけた -自分に甘く自立心に乏しい社会人 のモデルケースとその対処法をまとめた本。 他人事という意識でみれば、面白く笑えるエピソードの数…
「ハブテトル」は備後弁で「すねている、むくれている」という意味。 「ハブテトラン」は否定形。 広島生まれの私にとっては、 幼いころからなじみの言葉です。 主人公の星野大輔は、東京で登校拒否になった小学校3年生。 夏休みをきっかけに母の故郷・広島…
パスポート(10年)の期限が2009年10月にせまってきたので、 切替更新に行ってきました。 あらかじめ自宅近くのファミマ前の証明写真撮影Boxで撮影 \700 千葉市センシティビル4F。中央旅券事務所。 申し込み書類に記入して40分くらいで受付完了。 8/24以降…
作家の海老沢泰久さんがお亡くなりになりました。 59才。 F1、野球、サッカーも、 いろんなドキュメントや、そして新作小説をもっともっと読みたかった。 ご冥福をお祈りします。 http://www.jiji.com/jc/c?g=obt_30&k=2009081400292 http://www.asahi.com/o…
お盆のこの時期、 いつもよりはクルマの数などの変化は少ないような気がするが、 特に気づいたのは新型プリウスを見かける機会が 俄然増えてきたこと。 シビックで走りながら、前をプリウスが走っているシチューエーションの 多いこと。 スーパーなどの駐車…
有川浩さんのデビュー作、 第10回電撃小説大賞<大賞>受賞作で電撃文庫から出版されたものを ハードカバーで再出版したもの。 自衛隊3部作の陸自編に相当するとのこと。 # あとがきに出版に至る背景や 作品の改稿履歴についての説明が付されていて、 有川浩…
第54回江戸川乱歩賞受賞作。 プロローグは、昭和21年8月、終戦から間もない東京、ヤミ市での 誘拐事件の身代金受け渡し現場。 本編は、その15年後、 主人公の母親の死、相次いで起きた殺人事件がやがて つながってひとつの絵を描き始める。 時代設定が昭和36…
話題になった本2冊、改めて読み直してみました。 衆議院選挙を目前にして、景気や雇用対策についての マニフェストに焦点が集まるようになり、 国民の意識も、数年前とは明らかに変わってきているように思う。 危機、困難はつらいこともあるけれど、 変革、…
堂場瞬一さんの刑事・鳴沢了シリーズ。7作目。 前作、前々作にて作中でほのめかされた鳴沢の計画。 引っ張られた割には、そういう展開でよかったのか・・と 思わないでもないけれど、 N.Y.市警で研修という立場で生活するなかで 恋人・内藤優美の息子勇樹が…
筑紫哲也さんというと、 TVでのニュースキャスターとしての印象が強くなっていて 20年以上前に、 それ以前の生活とか考え方をNHKの番組で語っていたときの ことなど忘れかかっていた。 まだ新聞記者だった頃 クラシック音楽鑑賞、オーディオ好きで古い借家を…
副題は ~データで語る格差社会~ 清水草一さんの本は、フェラーリ本も含めテリー伊藤さんと共著の 自動車解説本を何冊も持っている。 格差社会というものを、清水草一がどんなふうに料理するのか・ そこまで大げさではないけれど、軽妙な語りでの分析を楽し…