road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

#練習用

「くたばれ成果主義!」江波戸哲夫/飛鳥新社

大手電機メーカー:コスモ電機の社員が、 オープンしたばかりの大手家電量販企業ヤジマ電販秋葉原店の テレビフロアを占拠して騒ぎを起こす。 その原因となったのは、 かつて他にさきがけて導入され、華々しく世間に喧伝された 成果主義にもとづく人事制度「…

「告白」湊かなえ/双葉社

2009年、本屋大賞受賞作。 6章からなる小説。 「聖職者」 「殉教者」 「慈愛者」 「求道者」 「信奉者」 「伝道者」 書評などでずいぶん取り上げてきた話題作ですが、ようやく読むことが できました。 各章、関係者の語り、独白でつづられていくスタイルのた…

「一年分、冷えている」大沢在昌/PHP研究所

22篇からなる、大沢在昌さんの短編というか、ショート・ショート集。 冒頭の表題作から テイストがいつもの大沢作品と違って、 まるで、わたせせいぞうさんのハートカクテルのような 味わいが新鮮で、意外でしたが・・ よかったです。 「1年の反対側」などよ…

「ヒステリック・サバイバー」深町秋生/宝島社

深町秋生さんの長編小説。 アメリカの中学校で、生徒による銃乱射事件に巻きこまれ、 心の傷を抱えたままで帰国した 15歳の主人公:三橋和樹 そして帰国した日本で、 今度はスポーツ系の生徒とオタク系の生徒の 争いの中に巻き込まれていく。 どういう形で物…

「心では重すぎる」大沢在昌/文藝春秋

大沢在昌さんの長編小説。 主人公は佐久間公、 薬物依存者のための相互構成補助施設「セイル・オフ」で カウンセラーや雑務を行いながら、 かつての失踪人調査を専門としていた優秀な私立探偵としての 顔も持つ。 「セイル・オフ」のメンバーである16歳の少…

WBC日本優勝!

世界一を争う決勝にふさわしいすごい試合でしたね。 帰宅してから、TVチャンネルをザッピングしながら ニュース映像を追いかけていました。 TV中継で試合を見ることはできなかったけれど、 会社でも、会議が終わったときなどのおりおりに、 皆がインターネッ…

「殺し屋シュウ」野沢尚/幻冬舎

野沢尚さんの長編小説。 若くして殺し屋になったシュウこと:畑中修 何故、そんな道を歩むことになったのか? 7章+エピローグからなる1話完結のストーリーで 物語がつづられていく。 タイプとしては、ジュブナイルのような。 テーマにかかわらず、軽く読めて…

「駆け込み、セーフ?」酒井順子/講談社

酒井順子さんが週刊朝日に連載中のエッセイ「その人、独身?」を まとめた2冊目の本 30代最後の日々をつづったことが、書名の由来だそうです。 40歳という年令も自分で迎えてみると (特に独身で一人暮らし、子供もいないと状況で) 気持ちとしては、20代の…

「地図男」真藤順丈/メディアファクトリー

第3回ダ・ヴィンチ文学賞/:大賞受賞作 大判の地図帳を小脇に抱えて関東をさすらう男:地図男 その地図にはびっしりと付箋がつけれら、また地図の上に その土地をめぐる物語がつづられている・・ こういうファンタジーが、 こういう物語があるんだなあと思っ…

「最後の一球」島田荘司/原書房

御手洗潔・石岡君のコンビが活躍する長編小説。 島田荘司さんの新作を読むのは久しぶりと思い、 ブログの記録を調べたら2007年「リベルタスの寓話」以来 15ヶ月ぶりでした。 後付をみたら本書が出版されたのは2006年11月! 書名と装丁のイラスト(ユニフォー…

「熱球」重松清/徳間書店

重松清さんの長編小説。 本州西端の小さな港湾都市にして城下町、周防市、 20年前の夏、憧れの甲子園まであと一歩まで勝ち進んだ 県立周防高校(シュウコウ)の元エース:ヨージ37が主人公、 長年働いた出版社を辞めた後、 妻のボストンへの研究員としての派…

パイオニア、'10年3月までにディスプレイ事業から完全撤退

<AV watchの記事URL> http://av.watch.impress.co.jp/docs/20090212/pioneer.htm パイオニアがついにディスプレイ事業からの完全撤退を発表しました。 『KURO』に手はでなかったけれど、いつかはという憧れはあった。 でも、三星(SUMSUNG)、LGD、 国内でもSHARP・SONY・松下と</av>…

「焔 ほのお」堂場瞬一/実業之日本社

プロ野球の世界を描いた堂場瞬一さんの長編小説。 主人公:スターズの沢崎鉄人は、FA取得を目前にしたシーズン、 新人王以来無縁だった個人タイトルを奪取して商品価値を最大に 高めてのメジャーへの移籍を狙っている。 そのストーリーを描いた高校時代の同…

「プロ野球殿堂 ダメ監督列伝 怒涛編」テリー伊藤/メディアワークス

テリー伊藤さんの、愛のあるメッタ切りを楽しんだ。 テレビのプロ野球ニュースが始まったのは、私が小学校4年生の頃では なかったかと思う。 テレビで、ラジオで、そして新聞で、週刊誌で プロ野球というものを長い間見続けてきたんだと 改めて思った。 同世…

「ミス・ジャッジ」堂場瞬一/実業之日本社

堂場瞬一さんの野球小説。 メジャーリーグに挑戦1年目の主人公:橘由樹。 所属するレッドソックスの日本開幕試合から物語は始まる。 そして同じく日本人初メジャー審判としてのデビューを 飾る橘の高校・大学時代の先輩でもある竹本速人。 かつて傍若無人な…

「どろろ」2007/日

手塚治虫さんの原作、 映像化は困難といわれていた作品の映画化。 主演:妻夫木聡、柴咲コウ、瑛太、中井貴一 陳腐に見えないSFXは重要だと思うのだけれど、 制作費20億でもむらがあって安っぽいシーンもあるのが残念。 本編をみると登場人物も少なく、限り…

「ダイイング・アイ」東野圭吾/光文社

東野圭吾さんの長編小説。 プロローグ、 事故に巻き込まれ 車に押しつぶされるように死んでいく岸中美菜絵。 1年後、バー茗荷(みょうが)」で働く雨村慎介が襲われる。 ショックで部分的な記憶を失った彼が 自分のかかわったはずの事故を 追いかけながら物…

「餃子の王将」

先日のカンブリア宮殿で、外食産業が不況にあえぐなか 「餃子の王将」の好調ぶりが紹介されていました。 私の家の近くにも、「餃子の王将」の店舗があって、 土曜日、餃子の日には100円OFFの生餃子をよく買ってます。 他にも年に何度かはいる、ちらしの割引…

「X-MEN ファイナルディシジョン」2006/米

制作費220億円。X-MENのシリーズ3作目は、 ファイナルとうたうだけあって その物量、SFXの完成度の高さは圧倒的。 正直、その世界観には違和感があって、 ちょっと斜めに見てしまうのだけれど、それでも 目を離すことなく最後まで一気にみせられてしまった・…

「約束の河」堂場瞬一/中央公論社

堂場瞬一さんの長編小説。 10歳、小学校四年の少年たちの川べりの秘密基地、 通り魔の凶行に巻き込まれたことが 彼らと彼らの周りの人びとの人生を狂わせていく。 主人公:北見貴秋は、法律事務所の元所長、 強制的にかつぎこまれた入院生活から脱走した後で…

「新円切替」藤井厳喜/光文社

光文社ペーパーバックスの一冊。 リーマンブラザーズの破綻をきっかけにした世界不況と 円高で苦しむ今の日本の大企業の様子からみると ちょっと時代の流れを感じてしまうけれど、 国際社会の中で、通貨の価値がやり方によって 変えられてしまうこと、合理的…

「0ゼロから億へ」濱野成秋/ブレイス

副題は、年金ゼロ時代への蓄財学 いろんな投資テクニックを心地よく教えてくれる本かと思いきや、 著者本人の経験も踏まえて、ほとんどすべての投資がどれほど 割りに会わないかを ばっさり切り捨ててくれるのが気持ちいい。 無駄を排除して日々倹約すること…

「そろそろくる」中島たい子/集英社

30歳すぎの未婚のイラストレーター:岩崎秀子が主人公、 PMSによる感情の揺れ動きと、日常生活と 小学校時代の思い出。 人の人生の一片のようなものを 追体験できるのもまた小説のよいところかなと思います。

パイオニア:レーザーディスク・プレーヤー生産終了

学生時代、1980年代半ばから後半にかけて、 映画雑誌の「スクリーン」や「ロードショウ」の広告で、 「エイリアン」や「スターウォーズ」 アメリカで発売されている映画ソフト(VHS)が15000円とか30000円とか の値段で売られていた。 英語版そのままの輸入…

「誰?」渡辺謙/ブックマン社

「ラストサムライ」以降、国際派俳優としても 活躍の場を広げている渡辺謙さんが、 荻原浩さんの「明日の記憶」という小説と出会い、 そこから映画『明日の記憶』を作り上げていくまでを つづった日記による記録。 渡辺謙さん自身、生死にかかわる病気を経験…

「長い長い殺人」宮部みゆき/光文社

初出誌一覧を見て、タイトルが「長い長い殺人」なのに 連作短編集なのか?と最初は思いました。 各章が、一連の事件につがなる各登場人物たちの”財布”の目線で 語られる、そんな小説。 語り手が、動物だったり、霊魂だったりというのは記憶にあるけれど "財…

「大延長」堂場瞬一/実業之日本車

野球小説は、好きでよく読んでいる。 漫画も含めて名作も多いし、日本人に野球は大きな存在なんだと あらためて思った。 堂場瞬一さんの作品では、 先日、元社会人ラグビー選手の小説「二度目のノーサイド」を読んだ。 盛りを過ぎたスポーツ選手が、もう一度…

「うちのパパがいうことには」重松清/毎日新聞社

1963年岡山生まれ、重松清さんの2冊目のエッセイ集。 私より4才年上の世代の重松さんの振り返る 少年時代、青年時代の思い出は、ちょっとだけずれた時間の分 よけいに懐かしく感じる気がする。 重松さんのかざりのないエッセイを読むと、 おおげさなようだけ…

「二度目のノーサイド」堂場瞬一/小学館

5年前、不況で解散を余儀なくされた武蔵野電算ラグビー部、 最後の試合に悔いを残して生きてきた選手たち、 何かを取り戻すために、何かを終わらせるために。 主人公:桐生威は、 もう一度おなじメンバーで試合を使用と決意する。 堂場瞬一さんの、企業スポ…

仕事納め

本日、仕事納めでした。 2008年は、とにかく忙しい1年でしたが、 こんなに変化の激しかった年もまたなかったような気がします。 ようやく少しの間、休息です。