大沢在昌さんの長編小説。
主人公は佐久間公、
薬物依存者のための相互構成補助施設「セイル・オフ」で
カウンセラーや雑務を行いながら、
かつての失踪人調査を専門としていた優秀な私立探偵としての
顔も持つ。
「セイル・オフ」のメンバーである16歳の少年:雅宗が
心をとらわれている謎の女の存在、
そして佐久間が私立探偵として依頼を受けた
姿をけしたかつての人気漫画家「まのままる」の消息。
ふたつの話が絡みあって、
長大なストーリーがくみ上げられていく。
佐久間公が登場するだろう他の作品も読みたくなりました。