road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

2007-01-01から1年間の記事一覧

「誘発者」飯田譲治/講談社

(梓河人さんとの共著でない)飯田譲治さん、単独での新作。 「NIGHT HEAD」の続編にあたる作品らしい。 懐かしい霧原直人・直也兄弟と再会できます。 (ドラマの印象がつよくて原作小説は未読なのですが、 読んでみようかという気になりました。) ドラマ「N…

「チーム・バチスタの栄光」海堂尊/宝島社

第4回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。 2006年のミステリ界の話題を独占していた作品。やっと読みましたが・・ おもしろかった!! 近年読んだミステリではBESTのエンタティメント。 高すぎるのでは?と懐疑的だった評判は、 そのとおりだったという…

「クローズド・ノート」雫井脩介/角川書店

携帯読書サイトで配信されていたことでも話題になっていた作品。 今までの、雫井さんの小説とは違う世界にとまどいつつも、 主人公の女子大生:堀井香恵の目線で描かれる ほのぼのした日常と初々しい恋を楽しみました。 香恵がアルバイトする文房具店での万…

「家日和 いえびより」奥田英朗/集英社

家族をテーマにした6編からなる短編集。 ニュートラルな筆の運びが、いつもの奥田さんのアクを感じさせないで また新しい世界を作り出していると思う。 「サニーデイ」 「ここが青山」 「家においでよ」 「グレープフルーツ・モンスター」 「夫とカーテン」 …

「美晴さんランラウェイ」山本幸久/集英社

主人公の世宇子の家に同居する"適齢期の美女"である叔母:美晴さん。 彼女のペースに振り回される家族の姿が、なんだか懐かしい。 世宇子が中学生になって、そして卒業を迎えるまでの3年間。 叔母:美晴さんを中心に従弟の自由や叔父、 父親の古くからの友人…

「一瞬の風になれ 3 ドン」佐藤多佳子/講談社

主人公:神谷新二の陸上部での青春を描いた小説の最終巻。 高校2年のオフシーズンから、3年生高校最後のシーズンに。 主人公も、部の仲間たちもそれぞれ精神的に成長していく様が 描かれていて好ましい。 自身の10代のこの時期のことを結構思い出した。 4月…

「一瞬の風になれ 2 ヨウイ」佐藤多佳子/講談社

主人公:神谷新二の陸上部での青春を描いた小説の第2弾。 高校1年のオフシーズンから、後輩も入ってくる2年生へ。 親友の天才スプリンター・一ノ瀬連もなんだかんだいいながら 努力している。 先輩や後輩、競技ブロックは異なるけれど同じように苦しい練習を…

「スーパーマン リターンズ」2006/米

監督:ブライアン・シンガー 主演:ブランドン・ラウス、ケヴィン・スペイシー、ケイト・ボスワース 観てみて、意外だった。 最新のSFXを駆使した作品であることへの期待はあったが、 これは、初代の「スーパーマン」へのリスペクトにあふれた 作品になって…

台風の影響?

台風4号の影響? 物流に影響がでているのか、近所のスーパーで商品の在庫切れが目立ちました。 牛乳、卵、肉や魚の売り場にも棚が空のものがちらほら。 いつも潤沢な商品に囲まれて、意識していませんが こういうときに、結構ぎりぎりのチェーンで 生活が維…

「バイアウト 企業買収」幸田真音/文藝春秋

週刊文春に、2006年1月~11月まで連載された小説。 作中、ライブドアや村上ファンドをモデルにしたと思わしき 会社や登場人物が登場するが、さすがにもう古さを感じた。 わずかな時間でそう感じさせることが、それこそ虚業の証明 だったのかもしれないと思う…

「カレーライフ」竹内真/集英社

美味しいカレーが食べたくなりました。 そういう小説です。 祖父がかつて営んでいた洋食屋。 夏休みに、集まった孫たちにふるまわれた特別なカレーライス。 祖父がなくなった夏に、 まだ幼い従弟同士の彼らは、皆で将来”カレー屋"をやろうと誓う。 時は流れ…

「明日の記憶」2006/日本

監督:堤幸彦 主演:渡辺謙、樋口可南子 荻原浩さんの原作に忠実に丁寧につくられていると思う。 やはりというか、渡辺謙さん自らが気に入り、 作品を選んで製作にもかかわったことが よい作品につながっていると思った。 妻を演じる、樋口可南子さんの存在…

「いい会社はどこにある? いい人材はどこにいる?」伊藤秀一/PHP

副題:「伸びる人」と「伸びる企業」の条件 著者は、高校卒業後フリーターを経てアルバイトで入った リクルートで正社員に登用される。 その後独立して採用関連の制作会社を営んでいる。 "はじめに”の章で、自身の採用の仕事の原点になった リクルート時代の…

「初恋温泉」吉田修一/集英社

温泉を舞台にした5編からなる短編集。 「初恋温泉」 初恋?を成就させるまでのストーリーはすがすがしい・・。 それでも、すれちがいというのは 難しい。 「白雪温泉」 お似合いというか、こういう夫婦関係が本当にいいのかもしれない。 「ためらいの湯」 ・…

「川口能活 証」山中忍/文藝春秋

”栄光と挫折" という言葉が浮かぶ。 高校No.1のゴールキーパー。当時からひときわ輝く存在だった。 横浜マリノスでも代表GK松永成立を押しのけて早々にレギュラーをとった。 そしてアトランタ五輪での奇跡のブラジル戦勝利。 日本がはじめて勝ち取ったフラン…

「廃用身(はいようしん)」久坂部羊/幻冬舎

大阪大学医学部卒業、医師でもある 久坂部羊さんのデビュー作。 衝撃的なテーマ。 作中ドキュメンタリーの形式をとって、 賞賛と非難と、 そしてジャーナリストの冷静な視点 凝った構成をとることで、 特異な小説になっている。 初めに、この本のことを知っ…

ROVER 623SLi 燃費(2)

6ヶ月ぶり、2007年最初の ROVER 623SLiの満タン給油を行いました。 (来月からENEOSガソリン代、かなり値上がりしそうです。) 満タン法で燃費を計算してみると 走行距離:389Km 給油: 51.10L ガソリン:ENEOSヴィーゴ(ハイオク)142円/L ・・ 燃費:7.61km…

「iPodは何を変えたのか?」スティーブン・レヴィ/Softbank Createve

iPodの誕生から、iPodが変えてしまった世界まで、 Newsweek誌のチーフテクニカルライターである著者が 自分の経験も踏まえて書いたドキュメンタリー。 まさしくiPhoneがアメリカで発売されたこの時期に 読んだことで、 よりアップルの、ジョブスの、生み出す…

「逃亡ファイアボール・ブルース」桐野夏生/集英社

桐野夏生さんが、女子プロレスの世界を描いた小説。 最後まで、読んだことあるような・・と思いながら進めていって 作者によるあとがきで、(神取忍さんをイメージして主人公を造詣した。) という言葉で、やはりそうだったとわかりました。 身体を鍛えると…

メルセデス・ベンツ New Cクラス

ベンツ新型Cクラス発表されました。 エンジニアリングについては、最近の欧州車の例にもれず よさそうです。 サイズが幅1770mmに抑えられたのは英断。 そして何よりも、 アバンギャルドのあのスタイリングですね! かつては、SやSLでしか手に入れられなかっ…

ようやくWindows XP SP2

今まで、Updateを試みること十数回。 クリーンインストールも、のべ10回近く試してみて 結局できなかった・・ Windows XPのSP2へのupdateに ついに成功しました!! 今週末は、これだけで何かやり遂げた気分です。 SP1ではセキュリティが保証されないとメッ…

「鉄道員(ぽっぽや)」浅田次郎/集英社

表題作「鉄道員(ぽっぽや)」を含む8編からなる短編集。 高倉健さん主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」は、 USに出張したときの機内で最初にみた。 日本人向けのコンテンツとして用意されていたと思う。 こんなに短い小説に、あの映画のエッセンスがすべて…

「格差社会スパイラル」山田昌弘・伊藤守/大和書房

副題は、「コミュニケーションで二極化する仕事、家族」 「格差社会」は、 2006年の新語・流行語大賞に選ばれたらしい。 パラサイトという言葉の生みの親でもある山田昌弘さんが、 知己でもあるコーチングのエキスパートである伊藤守さんと コミュニケーショ…

「陪審法廷」楡周平/講談社

楡周平さんが、アメリカでの陪審員制度をテーマに 初めて描いた法廷もの。 アメリカで起きた日本人の少年ケンイチ・マキタによる殺人事件。 アメリカ特有の陪審員制度、 それに初めて召還された60歳の日系人:由紀枝・テンプル。 大きく二人の目線で物語は進…

「蚊トンボ白鬚(シラヒゲ)の冒険」藤原伊織/講談社

書名は目を惹いていたが、どんなタイプの小説なのか? 他の作品とくらべて見当つけづらいこともあって、 なかなか読むには至らなかった。 藤原伊織さんの訃報を知ったのが、この本を手に取る きっかけになりました。 いつもの壮年の男性を主人公とした独特な…

除湿乾燥機:TIGER AHE 稼動中

そろそろ梅雨入りの気配もでてきました。 ショップチャンネルで購入したばかりの除湿機、稼動中です。 ゼオライト方式というので、新しいものかと思ったら、 コンプレッサー式と並んで有名なデシカント式ということのようです。 以前使っていた日立のコンプ…

「県庁の星」2006/日本

監督:西谷弘 主演:織田裕二、柴崎コウ 映画が公開されたいるときに流れているCMを見たときは もっとコミカルな雰囲気の映画になっていると思っていた。 県庁復帰後のエピソードを含めて、思ったよりも シリアスなテイストで、それは映画としてよかったと思…

○バッテリー交換、その後

仕事が忙しかったこともあり、 2週間ぶりにクルマ:ROVER623SLiに乗りました。 バッテリー交換前なら、おそるおそるエンジン・スタートという ところですが、もちろん問題なし。 バッテリー交換後、車の調子は好調です。 バッテリーが影響するのは、エンジン…

「忘れないでね、わたしのこと」内館牧子/朝日新聞社

週刊朝日に連載された内舘牧子さんのエッセイ集。 江戸っこというのだろうか、内館さんらしいきっぷのよさが 気持ちいい。 相撲の話題も、相変わらず愛がある。 こういう年上の女性の存在はいいなと思う。

「村上ラヂオ」村上春樹/マガジンハウス

ananに連載されたものをまとめたエッセイ集。 このちからのぬけた感じ、たんたんとした風が 村上春樹さんらしくて、よいのかなあと思う。 大橋歩さんのイラストがまたいい味だしてます。