2007-01-01から1年間の記事一覧
(梓河人さんとの共著でない)飯田譲治さん、単独での新作。 「NIGHT HEAD」の続編にあたる作品らしい。 懐かしい霧原直人・直也兄弟と再会できます。 (ドラマの印象がつよくて原作小説は未読なのですが、 読んでみようかという気になりました。) ドラマ「N…
第4回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。 2006年のミステリ界の話題を独占していた作品。やっと読みましたが・・ おもしろかった!! 近年読んだミステリではBESTのエンタティメント。 高すぎるのでは?と懐疑的だった評判は、 そのとおりだったという…
携帯読書サイトで配信されていたことでも話題になっていた作品。 今までの、雫井さんの小説とは違う世界にとまどいつつも、 主人公の女子大生:堀井香恵の目線で描かれる ほのぼのした日常と初々しい恋を楽しみました。 香恵がアルバイトする文房具店での万…
家族をテーマにした6編からなる短編集。 ニュートラルな筆の運びが、いつもの奥田さんのアクを感じさせないで また新しい世界を作り出していると思う。 「サニーデイ」 「ここが青山」 「家においでよ」 「グレープフルーツ・モンスター」 「夫とカーテン」 …
主人公の世宇子の家に同居する"適齢期の美女"である叔母:美晴さん。 彼女のペースに振り回される家族の姿が、なんだか懐かしい。 世宇子が中学生になって、そして卒業を迎えるまでの3年間。 叔母:美晴さんを中心に従弟の自由や叔父、 父親の古くからの友人…
主人公:神谷新二の陸上部での青春を描いた小説の最終巻。 高校2年のオフシーズンから、3年生高校最後のシーズンに。 主人公も、部の仲間たちもそれぞれ精神的に成長していく様が 描かれていて好ましい。 自身の10代のこの時期のことを結構思い出した。 4月…
主人公:神谷新二の陸上部での青春を描いた小説の第2弾。 高校1年のオフシーズンから、後輩も入ってくる2年生へ。 親友の天才スプリンター・一ノ瀬連もなんだかんだいいながら 努力している。 先輩や後輩、競技ブロックは異なるけれど同じように苦しい練習を…
監督:ブライアン・シンガー 主演:ブランドン・ラウス、ケヴィン・スペイシー、ケイト・ボスワース 観てみて、意外だった。 最新のSFXを駆使した作品であることへの期待はあったが、 これは、初代の「スーパーマン」へのリスペクトにあふれた 作品になって…
台風4号の影響? 物流に影響がでているのか、近所のスーパーで商品の在庫切れが目立ちました。 牛乳、卵、肉や魚の売り場にも棚が空のものがちらほら。 いつも潤沢な商品に囲まれて、意識していませんが こういうときに、結構ぎりぎりのチェーンで 生活が維…
週刊文春に、2006年1月~11月まで連載された小説。 作中、ライブドアや村上ファンドをモデルにしたと思わしき 会社や登場人物が登場するが、さすがにもう古さを感じた。 わずかな時間でそう感じさせることが、それこそ虚業の証明 だったのかもしれないと思う…
美味しいカレーが食べたくなりました。 そういう小説です。 祖父がかつて営んでいた洋食屋。 夏休みに、集まった孫たちにふるまわれた特別なカレーライス。 祖父がなくなった夏に、 まだ幼い従弟同士の彼らは、皆で将来”カレー屋"をやろうと誓う。 時は流れ…
監督:堤幸彦 主演:渡辺謙、樋口可南子 荻原浩さんの原作に忠実に丁寧につくられていると思う。 やはりというか、渡辺謙さん自らが気に入り、 作品を選んで製作にもかかわったことが よい作品につながっていると思った。 妻を演じる、樋口可南子さんの存在…
副題:「伸びる人」と「伸びる企業」の条件 著者は、高校卒業後フリーターを経てアルバイトで入った リクルートで正社員に登用される。 その後独立して採用関連の制作会社を営んでいる。 "はじめに”の章で、自身の採用の仕事の原点になった リクルート時代の…
温泉を舞台にした5編からなる短編集。 「初恋温泉」 初恋?を成就させるまでのストーリーはすがすがしい・・。 それでも、すれちがいというのは 難しい。 「白雪温泉」 お似合いというか、こういう夫婦関係が本当にいいのかもしれない。 「ためらいの湯」 ・…
”栄光と挫折" という言葉が浮かぶ。 高校No.1のゴールキーパー。当時からひときわ輝く存在だった。 横浜マリノスでも代表GK松永成立を押しのけて早々にレギュラーをとった。 そしてアトランタ五輪での奇跡のブラジル戦勝利。 日本がはじめて勝ち取ったフラン…
大阪大学医学部卒業、医師でもある 久坂部羊さんのデビュー作。 衝撃的なテーマ。 作中ドキュメンタリーの形式をとって、 賞賛と非難と、 そしてジャーナリストの冷静な視点 凝った構成をとることで、 特異な小説になっている。 初めに、この本のことを知っ…
6ヶ月ぶり、2007年最初の ROVER 623SLiの満タン給油を行いました。 (来月からENEOSガソリン代、かなり値上がりしそうです。) 満タン法で燃費を計算してみると 走行距離:389Km 給油: 51.10L ガソリン:ENEOSヴィーゴ(ハイオク)142円/L ・・ 燃費:7.61km…
iPodの誕生から、iPodが変えてしまった世界まで、 Newsweek誌のチーフテクニカルライターである著者が 自分の経験も踏まえて書いたドキュメンタリー。 まさしくiPhoneがアメリカで発売されたこの時期に 読んだことで、 よりアップルの、ジョブスの、生み出す…
桐野夏生さんが、女子プロレスの世界を描いた小説。 最後まで、読んだことあるような・・と思いながら進めていって 作者によるあとがきで、(神取忍さんをイメージして主人公を造詣した。) という言葉で、やはりそうだったとわかりました。 身体を鍛えると…
ベンツ新型Cクラス発表されました。 エンジニアリングについては、最近の欧州車の例にもれず よさそうです。 サイズが幅1770mmに抑えられたのは英断。 そして何よりも、 アバンギャルドのあのスタイリングですね! かつては、SやSLでしか手に入れられなかっ…
今まで、Updateを試みること十数回。 クリーンインストールも、のべ10回近く試してみて 結局できなかった・・ Windows XPのSP2へのupdateに ついに成功しました!! 今週末は、これだけで何かやり遂げた気分です。 SP1ではセキュリティが保証されないとメッ…
表題作「鉄道員(ぽっぽや)」を含む8編からなる短編集。 高倉健さん主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」は、 USに出張したときの機内で最初にみた。 日本人向けのコンテンツとして用意されていたと思う。 こんなに短い小説に、あの映画のエッセンスがすべて…
副題は、「コミュニケーションで二極化する仕事、家族」 「格差社会」は、 2006年の新語・流行語大賞に選ばれたらしい。 パラサイトという言葉の生みの親でもある山田昌弘さんが、 知己でもあるコーチングのエキスパートである伊藤守さんと コミュニケーショ…
楡周平さんが、アメリカでの陪審員制度をテーマに 初めて描いた法廷もの。 アメリカで起きた日本人の少年ケンイチ・マキタによる殺人事件。 アメリカ特有の陪審員制度、 それに初めて召還された60歳の日系人:由紀枝・テンプル。 大きく二人の目線で物語は進…
書名は目を惹いていたが、どんなタイプの小説なのか? 他の作品とくらべて見当つけづらいこともあって、 なかなか読むには至らなかった。 藤原伊織さんの訃報を知ったのが、この本を手に取る きっかけになりました。 いつもの壮年の男性を主人公とした独特な…
そろそろ梅雨入りの気配もでてきました。 ショップチャンネルで購入したばかりの除湿機、稼動中です。 ゼオライト方式というので、新しいものかと思ったら、 コンプレッサー式と並んで有名なデシカント式ということのようです。 以前使っていた日立のコンプ…
監督:西谷弘 主演:織田裕二、柴崎コウ 映画が公開されたいるときに流れているCMを見たときは もっとコミカルな雰囲気の映画になっていると思っていた。 県庁復帰後のエピソードを含めて、思ったよりも シリアスなテイストで、それは映画としてよかったと思…
仕事が忙しかったこともあり、 2週間ぶりにクルマ:ROVER623SLiに乗りました。 バッテリー交換前なら、おそるおそるエンジン・スタートという ところですが、もちろん問題なし。 バッテリー交換後、車の調子は好調です。 バッテリーが影響するのは、エンジン…
週刊朝日に連載された内舘牧子さんのエッセイ集。 江戸っこというのだろうか、内館さんらしいきっぷのよさが 気持ちいい。 相撲の話題も、相変わらず愛がある。 こういう年上の女性の存在はいいなと思う。
ananに連載されたものをまとめたエッセイ集。 このちからのぬけた感じ、たんたんとした風が 村上春樹さんらしくて、よいのかなあと思う。 大橋歩さんのイラストがまたいい味だしてます。