副題は、「コミュニケーションで二極化する仕事、家族」
「格差社会」は、
2006年の新語・流行語大賞に選ばれたらしい。
パラサイトという言葉の生みの親でもある山田昌弘さんが、
知己でもあるコーチングのエキスパートである伊藤守さんと
コミュニケーションをキーワードに
現代と「格差社会」を論じた本。
コミュニケーション能力に、格差の原因を求めた視点は
新しい。
(ここでいうコミュニケーションは、
辞書に載っている意味とは異なる。)
個人的には、あまり変わっていないと思いたいのだけれど、
インターネットや携帯電話、それに少子化などもあって
社会というのは、大きく変わってきているのかと思う。
一読の価値ありと思います。