(梓河人さんとの共著でない)飯田譲治さん、単独での新作。
「NIGHT HEAD」の続編にあたる作品らしい。
懐かしい霧原直人・直也兄弟と再会できます。
(ドラマの印象がつよくて原作小説は未読なのですが、
読んでみようかという気になりました。)
ドラマ「NIGHT HEAD]が1992年、「アナザ・ヘブン」などを経て
今2007年に、新作が書かれることの意味。
日本で起こる大地震のことがテーマのひとつになってて、
そこに精神的なものを絡めるというところは、「NIGHT HEAD」の世界観を
懐かしく思い出しました。
ただ、シンプルなストーリーに限定されているのにかかわらず
枚数的にも限られていて、薄味な印象が残ったのは残念です。
おそらく映像化されたなら、飯田譲治さんの描きたいものが
もっと明確になるのでしょうね。