road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「キタイ」吉来俊作/幻冬舎

第6回(そして最後の)ホラーサスペンス大賞受賞作。 中国に伝わる死者復活の儀式・キタイ。 死んだ仲間・葛西のためにその儀式を行った8人高校生たちの 人生は大きく狂い、そして18年後、惨劇が始まる。 主な舞台が、主人公たちの高校があった茨城県という…

「千住家にストラディヴァリウスが来た日」千住文子/新潮社

約300年間、誰にも弾かれることなく眠り続けていた 純血のストラディヴァリウス・デュランティ(1716)が千住家に来るまでの、 実際にあった奇蹟的な物語。 そしてこれは、千住家の長い物語でもある。 普通にニュースのひとつとしてこの話を聞いたなら、 この…

「ダイ・アナザー・デイ」2002

ピアース・ブロスナン、ハル・ベリー主演、リー・タマホリ監督 ジェームズ・ボンド映画シリーズ第20作目&誕生40周年記念作品。 ピアース・ブロスナン主演の最後の007映画 になった。 TVドラマ「探偵レミントン・スティール」以来、彼のファンだったので …

「自分の会社をつくるということ」経沢香保子/ダイヤモンド社

トレンダーズ・女性起業塾 代表取締役の経沢香保子さんが、 未来の女性起業家のために書いた本。 マスコミへの露出も多く、何度かテレビでみた記憶がある。 http://www.trenders.co.jp/ http://www.w-e.jp/index.html 副題は、”人生を自分で創り出していく行…

「ゲイシャ・ガール、リングに上がる」鈴木浩子/集英社

元WWEタッグ・チャンピオン鈴木健想の妻にして、 日本人初のWWE DIVAになった鈴木浩子さんが書いた本。 この本で初めて知ったのだけれど、2005年夏にWWEを解雇されたらしい。 2005年11月、ハッスルマニアの和泉元彌戦は記憶に新しいが、 あれはWWEを離れた後…

「東京物語」奥田英朗/集英社

主人公:田村久雄が、予備校に入るために名古屋から上京する1978年4月から、 30歳の誕生日を迎えようとする1989年11月まで、5編の短編からなる小説集。 主人公は、奥田さん自身の投影なのかもしれない? (著者紹介によると奥田さんは1959年生まれだから、主…

「いま、会いにゆきます」2004

竹内結子、中村獅童主演。土井裕泰監督。 市川拓司さん原作の映画化。 市川さんの小説としては、「そのときは彼によろしく」の方が好きだった。 オレンジレンジの歌う主題歌のメガヒットとあわせて、映画やドラマへの スポットの当たり方も大変なものだった…

「マトリックス・リローデッド」2003/米国

「マトリック」の続編。04/15(土)のTV放映で初見。 オリジナル(1)は、その画期的な映像表現(5.1chの音響設計も)でも話題になって、 DVDのキラーソフトとしても貢献していた。 今は、ブルーレイやDVD-HDがリーズナブルな値段で立ち上がろうとしていて 隔世…

「最終退行」池井戸潤/小学館

「果つる底なき」で第44回江戸川乱歩賞を受賞した池井戸潤さんの小説。 M資金詐欺を軸に、近年の銀行を舞台にして物語は進む。 主人公:東京第一銀行羽田支店の副支店長 蓮沼の逆転劇には カタルシスを覚えた。 物語ゆえのシンプルなご都合主義は散見される…

「統治崩壊」江上剛/光文社

不祥事や不良債権に絡んだ銀行内の権力闘争を軸にした小説は いくつも読んできたが、 臨場感は、このタイプの小説の中では一番感じた。 最後に江上さん自身が「四十九歳、男の決断 ~あとがきにかえて」という 一文を載せている。最終的に銀行を早期退職する…

「タイムマシン」2002

H.G.ウェルズの原作は、あまりに有名なだけに手にとったことは 何度もあったにもかかわらず、読むまでに至らなかった。 映画化の時は、話題になっていたがさすがに原作の成立時代を考えると あまり興味をもてなかった。 TV放映されなければ、そのまま未見の…

「ラスト・プレゼント」2001

テレビ朝日の深夜放送。2001年公開の韓国映画(原題:贈り物)。 2005年、日本でも堂本剛/菅野美穂主演でリメイク作品がドラマSPで放送されたのを観た。 (韓国映画の日本でのリメイクは始めてだったらしい。) http://www.tv-asahi.co.jp/lastpresent/ アク…

「木曜組曲」恩田陸/徳間書店

四年前の冬に亡くなった小説家・重松時子。 彼女をしのぶために 命日である木曜日に「うぐいす館」に集まる女たち。 血縁関係にある若い作家二人つかさに尚美、 異母姉妹であるプロダクション経営者の静子、 ノンフィクションライター絵里子、 そして「うぐ…

「蒲公英草子 常野物語」恩田陸/集英社

常野物語。 主人公:峰子が、常野一族と邂逅した東北のある集落での少女時代を 「蒲公英草子」と名づけた自身の日記をもとに回想する。 物語の始まる明治後半から、主人公の現在(いま)である太平洋戦争終戦までを なぞって、人々と一定の距離を保ちながら…

「「ゼロ成長」幸福論」堀切和雄/角川書店

角川oneテーマ21の一冊。再読した。 序章でキーワードとして取り上げられている言葉。 大競争 グローバリゼーション IT革命 勝ち組/負け組 成果主義賃金 不景気 出版された当時、結構話題になって取り上げられていた。 初版が2001年4月10日だから、ちょうど5…

「県庁の星」桂望実/小学館

県庁の上級職エリート官僚:野村聡が、民間への人事交流研修に 選抜されて、1年間地方都市のスーパーに派遣される。 そこで教育担当のパート店員:二宮泰子と出会う。 織田裕二/柴咲コウ主演の映画もヒットしているようだ。 映画のCMスポットも多く流れてい…