road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

「タイムマシン」2002

H.G.ウェルズの原作は、あまりに有名なだけに手にとったことは
何度もあったにもかかわらず、読むまでに至らなかった。

映画化の時は、話題になっていたがさすがに原作の成立時代を考えると
あまり興味をもてなかった。
TV放映されなければ、そのまま未見のままだったかもしれない。

しかし、おもしろかった。
時間移動の映像表現が、斬新(というよりノスタルジックなのかもしれないが。)
すばらしい。

タイムマシンもデザインも作動時の意匠も魅力的。

監督のサイモン・ウェルズはH.G.ウェルズの曾孫ということで
思い入れと愛情がきちんと結実した効果もあるのだろう。

個人的にSF古典ファンタジーは懐かしくてしっくりくる。

物語後半、80万年後の未来世界でのフォトニックとの再会シーンなど、
漂流教室」と同じ世界観だと感じた。
人類の末裔の姿についてもそう。
オマージュだったのかもしれない?

ラストシーンも秀逸。この感覚を映画で
あじあうのは久しぶり。

思えば小学生低学年で最初に読んだSFは、
きちんと?ヴェルヌとウェルズ「宇宙戦争」だった。

原作も、もう一度きちんと読んでみたいと思うようになった。