原作:梶尾真治
監督:塩田明彦
主演:伊藤英明、ミムラ、勝地涼、工藤官九朗
原作は、梶尾真治さんの「クロノス・ジョウンターの伝説」。
この映画を梶尾真治さん自身がノベライズした小説は少し前に読んだ。
タイムトラベルものは、特に好きなジャンルなのだが、
舞台に選ばれている門司の風景は、懐かしくて郷愁をそそる
風情がある。
時代も含めて、こんな風に感じることのできる
風景を見つけることができるのは、邦画の魅力だと思う。
ストーリーは、小説の方で既知であるのもあって、
それがどんなふうに映像化されるか、そういう視点でみていた。
こういう映画が好きだと感じるのは、多少は年をとったせいかもしれない。
小説でのHappy Endを期待してみていた分、
ラストシーンが小説と違っていたのが、意外だった。
ノベライズが映画のクランクアップの後だとしたら、梶尾真治さんが
あえて変えたのだと思う。小説の方が、SFとしての理屈はともかく
好きだったので残念。
映画の後半で、オーケストラの演奏シーンで登場する金聖響氏、
あれ?と思ったら、ミムラさんとこの後に結婚した人ですね。
この映画での共演が縁だったということか。
出会いは、どこにあるかわかりませんね。
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