road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「風の中のマリア」百田尚樹/講談社

百田尚樹さんの長編小説。 オオスズメバチ(学名ヴェスパ・マンダリニア)のワーカ(ハタラキバチ:メス) 疾風のマリアと呼ばれる優秀なハンター、マリアを主人公にした物語。 小学生の頃、「ミツバチマーヤの冒険」という小説を読んだことがあったけれど …

「ウォンテッド」2008/米

監督:ティムール・ベクマンベトフ 主演:ジェームズ・マカヴォイ、アンジェリーナ・ジョリー、モーガン・フリーマン ロシア人監督ティムール・ベクマンベトフの作品。 Yahoo映画の解説にもあるのだが、 一流の主演者を集めて、一流の特撮を備えた作品なのに…

「もっと塩味を!」林真理子/中央公論新社

林真理子さんの長編小説。 おもしろかった、そして美味しい小説。 パリに来て19年目 主人公である美佐子とその夫である日本人シェフの経営する レストラン「シリウス」がミシュランの星を取得したという 連絡を受けるところから物語が始まる。 主人公の美佐…

「心を整える。」長谷部誠/幻冬舎

副題は、「勝利をたぐりよせるための56の習慣」 サッカー日本代表キャプテン長谷部誠選手の書いた本。 W杯の報道の中で、その冷静な振る舞いやキャプテンシーに感心することがあって、 もともとの人間性もあるのだろうけれど、実力者ゆえの余裕がなせる業だ…

「シューマンの指」奥泉光/講談社

奥泉光さんの長編小説。 ピアニストを目指して音大入学を願う主人公:里端優は、 帰国して同じ高校に入学してきた天才ピアニスト永嶺修人と親しくなる。 永嶺修人の語る 作曲家であり優れたピアニストであったシューマンの 楽曲についての造詣を、雰囲気だけ…

「デビルパワーエンジェルパワー」ケビン・D・ワン/幻冬舎

世界最大級の人材戦略コンサルティング会社 ワトソンワイアット・アンド・カンパニーの コンサルタントケビン・D・ワンさんの本。 自社内のギスギスした感じに違和感をもっていた IT関連企業の社長クリス・レイノルズは、経営者同士のパーティ会場で ある噂…

「Kの日々」大沢在昌/双葉社

大沢在昌さんの長編小説。 主人公”木”は、請け負った仕事で 西麻布の片隅で小さな雑貨屋「K's Favorit Things」を営む女性ケイが ”お宝”をもっているのか?を探っている。 監視を続けるなかで、その女性に好意を描く ”木”のまわりで 依頼者をふくめた危険な…

「眉山」さだまさし/幻冬舎

さだまさしさんの小説。 舞台は、四国・徳島。 東京生まれ、"神田のお龍”と自ら名乗る ちゃきちゃきの江戸っ子の母・龍子の生き方が凛々しい。 主人公:咲子は、病床の母と最期の時を過ごす中で 徳島に移り住んで自分を育てた母の人生と、 向き合うことにな…

「夜の底は柔らかな幻 上・下」恩田陸/文藝春秋

恩田陸さんの長編小説。 架空の日本、 主人公:実邦(みくに)は、ある使命を帯びて、かつて暮らした故郷、 ”途鎖(とさ)”に16年ぶりに戻ってくる。 入国にビザと身分証明書が必要、管理官に取り締まられた閉ざされた街。 在色者、ヌキ、闇月、ソク、 聞き…

田町の思い出1

就職した会社のオフィスが田町駅から徒歩10分ほどのところにあった。 青山にあった本社から設計と営業が移動したばかりの新しいオフィスビルだった。 新宿にHQオフィスを構えるまで、約10年働いていた。 5年くらい前?に、久し振りに田町に出向いたら、再開…

「感染広告」三浦明博/講談社

三浦明博さんの長編小説。 主人公は、広告会社首都公 クリエィティブ・ディレクター:堂門修介 ヨーロッパのビールメーカー:バドバーグのリニューアル広告戦略のコンペを勝ち取り ネットに主眼を置いたバイラル広告を手掛ける。 キャンペーンキーワードは、…

「白銀ジャック」2011/日本

東野圭吾さん原作のスペシャルドラマ化作品 主演:渡辺謙、岡田将生 広末涼子 ハイビジョンでのゲレンデのシーンは、やはり小説読んでいるだけでは 想像できない疾走感がある。 主演の渡辺謙さんが現場でスキーするという脚色が入ったことで 原作とは主役の…

<GDP>個人消費低迷浮き彫り 97年上回る冷え込み

ある程度悪いのは予測されていたが、97年を下回り、東日本大震災時よりも 落ち込むとは。。 正直「想定の範囲内ではないだろう!」 真実を受け止めて、正しいFeedbackがかけられることを望む。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140813-00000020-mai-bus…

「紫苑の絆 上・下」谷甲州/幻冬舎

谷甲州さんの長編小説。 とにかく精緻で濃い描写の谷甲州山さんらしい小説世界に 気づいたらどっぷりはまっていた。この感覚はひさしぶり。 主人公:松濤禎(まつなみただし)は、かつて同じ女性を愛した 鍬形省吾の消息を追いかけて小樽からウラジオストク…

[白銀ジャック」東野圭吾/実業之日本社

東野圭吾さんの長編小説。 スキーリゾートという閉じた世界で起きた事件。 ゲレンデのどこかに埋めた爆弾を起爆することで雪崩を誘発するという脅迫を 経営陣が警察に連絡せずに、対処しようとところはちょっと違和感がある。 そのことで警察の介入がない小…

「夏の光」田村優之/ポプラ社

田村優之さんの長編小説。 主人公:宮本修一は証券会社の債権アナリスト、 二十数年ぶりにかつての親友:有賀新太郎と再会したことで、 すべてを失った高校3年の夏の出来事がよみがえる。 高校三年の夏休み、フェリーで出かけた青島の海、 輝いていた日々と…

「7ワンダーズ 上・下」マシュー・ライリー/早川書房

オーストラリア人作家マシュー・ライリーの本。 かつてギザの大ピラミッドの頂部に輝いていたという黄金のキャップストーン。 それを手に入れたものが、特定の太陽現象の起きる日に秘密の儀式を行うと 1千年の間世界を支配できる力を得ることができると言い…

「お月さん」桐江キミコ/小学館

桐江キミコさんの短編集。 短いストーリーでいろんな人生の味わいが書かれた小説集。 本書の中では珍しく壮年男性を主人公にした 「アメリカン・ダイナー」がちょっとよかった。

「小暮写眞館」宮部みゆき/講談社

宮部みゆきさんの長編小説。 主人公の花菱栄一は、都立三雲高校の1年生。 社宅から新居への引っ越し、 古屋付の土地、かつて写眞館だったその建物を気に入って、 そのまま住むことにした変わり者の両親と、よくできた弟。 写眞館にまつわる不思議な写真の存…

「獣眼」大沢在昌/徳間書店

大沢在昌さんの長編小説。 キリと呼ばれる個人でボディガードを請け負う男が主人公。 依頼を受けた森野さやかの期限付きのガード、 ボディガードを続ける中でわかってきた”神眼”を持つものの存在。、 抑えた表現の中でリアリティがあって引き込まれていった…