三浦明博さんの長編小説。
主人公は、広告会社首都公 クリエィティブ・ディレクター：堂門修介
ヨーロッパのビールメーカー：バドバーグのリニューアル広告戦略のコンペを勝ち取り
ネットに主眼を置いたバイラル広告を手掛ける。
キャンペーンキーワードは、パンデミック、感染爆発。
WEBでのショートムービーをメインにした広告戦略は、意図通りの
爆発的なスタートダッシュを切るのだが・・
バドバーグの名前を連呼しながら、自殺する不審な事件が連続して起きる。
真相にむけて少しずつ迫っていくところが、真面目過ぎて意外性に
ちょっとかけた気はした。
ウェブ制作会社イノセントの代表兼映像ディレクター吉住の個性に最初は辟易するが
その分後半しんみりさせられる。
これしかない、という意気込みで取り組める仕事があるのは
大変だとしても、うらやましいことなのだなと思う。
