road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「スパイ大作戦」室積光/双葉社

こういう設定で物語をかけば、面白くなるだろうというアイディアはあると思う。 けれど、実際にそれで面白い小説がかけるかというと・・ それはとても稀有な奇跡的なことだ。 本作は、「都立水商!」「ドスコイ警備保障」でその偉業を成し遂げてきた 室積光…

「ゆれる」西川美和/ポプラ社

西川美和さん自ら監督した映画も公開されたことで、 話題になった著者初のオリジナル長編。 各章ごとに、"かたり"手が変りながらひとつの事件の輪郭を浮かび上がらせていく。 作中、登場人物の言葉にも現れているとおり、「藪の中」を意識して書かれたようだ…

「日本沈没 第二部」小松左京+谷甲州/小学館

「日本沈没」から33年ぶりの続編。 こんな風に、また”あの"小説と再会できるのが、 読書家にとっての無常の喜びだとつくづく思う。 映画「日本沈没」が33年ぶりにリメイクされたことも、 契機になっているのだろうと思う。 この小説の成立過程については、小…

「ミラコロ」高山文彦/ポプラ社

上京してから18年、TVの映像番組の仕事で世界を渡り歩くようになって10年、 つかの間の休暇。 故郷の映画館:喜楽館が解体される前の最後の上映会のチケットを送られて 主人公:甲斐敬介は故郷に帰る。 映画「ニューシネマパラダイス」は好きでLDも購入して…

▲エアコン・ブロアファンうごかず・・

ここのところ、週末も仕事が忙しくて2週間ぶりに車を動かしました。 前回、アンテナ昇天と同じくして、ヤマダ電器からの帰路中に エアコンから風がでない!という現象に遭遇していたのですが。 - あれ!動いている。 単なるヒューズ切れならよいと思いながら…

「受命 Calling」帚木蓬生/角川書店

現在の北朝鮮を舞台にした帚木蓬生さんの渾身の一作。 新聞や週刊誌の書評を読んで手にとったが、 実際に著者渾身の作だと思った。 (読み終えるにもずいぶんかかりました。) 主人公は、日系ブラジル人医師の津村民男、 そしてかつて別の事件を共にのりきっ…

「ランチブッフェ」山田宗樹/小学館

「嫌われ松子の一生」が映画・TVドラマ化されて話題になった 山田宗樹さんの6編からなる短編集。 「二通の手紙」1999 「混入」1999 「ランチブッフェ」2006 「電脳蜃気楼」2000 「やくそく」2001 「山の子」2003 横溝正史賞を受賞(1998年:直線の死角)して…

「ニュースキャスター」山川健一/幻冬舎

主人公:立花耕一は、高い視聴率を誇るニュース番組<ナイトステーション> のニュースキャスター。その制作会社は、オフィス・テン。 もちろん、実在の番組<ニュースステーション>とキャスター:久米宏さんを モデルにしている。(制作会社はオフィストゥ…

「本気で言いたいことがある」さだまさし/新潮社(新潮新書)

シンガー・ソングライターそして最近は作家としても活躍している さだまさしさんが、 自身の息子・娘、そして「この国の」子供たちに伝えたいメッセージをつづった本。 さださんについては、「関白宣言」以降のメガヒットの数々をリアルタイムで経験したし、…

▲アンテナ昇天。そして・・

前回アンテナが完全に折れてから、2週間ぶりに車に乗った。 折れたところからぐらぐらするのか? 張力でそこそこ機能するのか? 思い切りよくオーディオのPowerSWをOnして後ろを振り返ると.. それはまるで「遊星からの物体X」のよう。 白い触手のようなもの…

「僕たちの戦争」萩原浩/双葉社

「明日の記憶」に続いてTBS系でTVドラマ化・放送される萩原浩さんの作品。 (9/17(日)9:00~ 主演:森山未来/上野樹里/内山理名) 2001年9月、バイト先の上司とけんかしてやめた主人公:尾島健太は、 茨城県大洗海岸でサーフィン中に大波にのまれて海中に沈…

「ノーサラリーマン・ノークライ2 ミスター・シープ」中場利一/幻冬舎

主人公:金子(カネテツ)は、4大メガバンクのひとつに勤める銀行員。 前作「ノーサラリーマン・ノークライ」から、いくらも経過していない時期を 描いた直接の続編。 恋人チナツ/親友サージ、それに新・旧の同僚たちもそのまま登場する。 こういう形の続編…