村上春樹さんの短編小説集。
村上春樹さん自身が、あえて本作品集のために書いた
まえがきがちょっとうれしい。
この前に出した「東京奇譚集」が2005年で9年ぶりの短編集とのこと。
ドライブ・マイ・カー
イエスタディ
独立器官
シェエラザード
木野
女のいない男たち
の6編を収録。
女を失った、または去られた男がテーマになっていて
それはリアリティのある男の人生端をいくつも語ることとイコールであるから、
興味深いテーマてあると思うのだけれど、
特に気に入った「木野」や表題作の「女のいない男たち」結末が
個人的にクリアでないなと思えたのがちょっと残念でした。