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「ドライブ・マイ・カー インターナショナル」2021/日 U-NEXTで視聴(ポイント)

村上春樹さんの短編集を映画化
短編小説集「女のいない男たち」所収/文春文庫刊)

第74回カンヌ国際映画祭脚本賞国際映画批評家連盟賞、
AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞を受賞。

監督 :濱口竜介
原作 :村上春樹

主演:
 家福悠介:西島秀俊
 家福音:桐島れいか
 渡利みさき:三浦透子
 高槻耕史:岡田将生

■見どころ
濱口竜介監督が村上春樹の短編小説を自ら脚本も手掛けて映画化。
西島秀俊が主演を務め、行き場のない喪失を抱えながらも、
希望へと1歩を踏みだす主人公の心の機微を体現。


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<ストーリー紹介>
舞台俳優であり演出家の家福は、愛する妻・音と満ち足りた日々を
送っていた。しかし、音は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう。
2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、
ある過去を抱える寡黙な専属ドライバー・みさきと出会い…。
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178分という長い映画

演劇俳優であり演出家でもある 家福悠介が主人公なので
妻:音の語る物語、家福悠介が演出を手掛ける作中劇の
ボリュームが多くてそれが本映画の魅力を構成しています。

映画オリジナルだと思うのだけど、

登場人物が異なる言語で語る
(上演時は、字幕が映写される)作劇(チェーホフの「ワーニャ叔父さん」は、
その稽古過程も含めて、興味を惹かれました。

劇の主催者やキャストに、韓国人や台湾人などの外国人が
自然にいる状態っていうのが
新しくて魅力的でした。

この映画が国際的に評価された理由なのかとも思います。

こういうテイストの映画を観るのは久しぶりな気がしますが
楽しみました。


■赤いサーブ900ターボ

村上春樹さんの小説では、
クルマが存在感をもって描かれることが
多いのだけど、本作でも赤いサーブ900ターボが印象的です。
(原作とはちがうクルマ)

バブルの頃、20代前半だった自分も外車に強い憧れがあったのだけど、
ボルボよりちょっと趣味性が高くて、お金持ちが買うクルマという
イメージがありました。

30年以上前のクルマを大切に乗り続けているというだけでも
なんだか、主人公に親近感を持ちます。

これも原作との違いだと思うのだけど、
中盤からの映画の主要な舞台が広島になっているのは、
広島生まれの自分には嬉しかった。

そして、終盤、
広島から小説の舞台でもある北海道へのクルマでの移動、

このシーンをぼっと眺めているだけでも
ちょっといいなと思いました。


■ラストシーン
 最初、どういうこと?と思った終幕のシーン。
 
 こういうことなのかな?といろいろ想像していました。

 正解はわからないけどと思っていたのですが、

 ネット調べたら、やはり考察されてる方が多いですね。
 いろんな見方があるんだな。


<Yahoo!映画のURL>
https://movies.yahoo.co.jp/movie/374583/


<映画公式サイト>
https://dmc.bitters.co.jp/

 

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