村上春樹さんの長編小説。
土曜日、図書館で借りてきたBOOK1後編(文庫版)と
ハードカバー版のBOOK2を読み終えて、
すぐにもそのままBOOK3を読みたくなりました。
ブックオフだと程度のよいハードカバーの古本がたぶん500円くらい、
20:00くらいでしたが、クルマで買いにいこうかと思いましたが、
モスバーガーで夜食を買いに行ったついでに、
新刊書店で文庫版を購入。
こういうときに、電子版の選択肢があれば、
BOOK2読み終えた時点で、その場でDLして
電子書籍にのりかえるきっかけになるのですが・・
そういう環境はままだベストセラーには適用されてないのですね。
前・後編各630円。
(ハードカバーだと定価1800円ですね。書店にはもうありませんでした。)
リアル書店で本を購入するのは、真新しい本の質感にふれるのも
含めて、かつてそうだったようにうれしさとか喜びがあるものだというのを
再確認しました。
今年、新刊で購入した小説は、
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」に続いて
村上春樹作品でした。
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ストーリー的には、事件そのものはBOOK2で終わって、
BOOK3はその後のClosingという位置づけになるのかと思います。
過去を見つめなおして、
BOOK2の最後で会いたい、会おうと決めた主人公の二人
青豆と天吾が再会するまで。
そしてBOOK3から新たな視点として加わる追跡者:牛河
荒唐無稽なように見えても、最後にちゃんと着地してくれるところが
村上春樹さんの魅力だと思っていて、今回もそうでした。
が・・
1Q84、刊行された時点で過去を舞台としている本作だからなのか
読み終わった後に残る寂寥感みたいなものが強い。
土曜の24:00すぎに読み終わって、何故か自分の少年時代や若い頃の
夢を続けてみました。今も不思議な感覚が残っている感じ。
ちょっと前にネットで流れたBOOK4執筆があるのではという
期待感はよくわかるなあ。
「羊をめぐる冒険」に「ダンス・ダンス・ダンス」があったように
BOOK4、読んでみたい。
BOOK3その後の話でも、現代を舞台にした続編であっても。