小川糸さんの小説。
亡くなった先代(祖母)の後を継ぎ、
鎌倉の実家で文具店そして代書屋の仕事を始めた主人公:鳩子(ぽっぽ)
少し前にNHKでTVドラマ化されていたので、
そのイメージも残ったまま読みました。
作中、自筆の手紙文を読む、という経験をするのが
小説ならではの良さという気がします。
ドラマは全話みたわけではなかったので
新しく知ったエピソードの先代(祖母)とイタリアの文通相手との手紙は改めてでしたが、
ドラマで膨らまされていたエピソードの手紙も心に響きました。
筆跡も、言葉の選び方も、
手紙の力っていうのは、やはり大きいな、と改めて思います。
自分の個人的な経験でも、手紙を書いたのは
10代後半の頃までさかのぼります。
思いを強く伝えたいときは、手紙・・と
思いました。