天童荒太さんの長編小説。
下巻を読書。
大学病院での麻酔医の経験を経て、今は大学時代に教えを受けた
嶋尾の経営するペインクリニックで働いている、主人公の野宮万浬
上巻から成長した高校時代のエピソードから
異母妹の事件、
終末治療を受け持つ曽根の語る思い出、
無痛症になった貴井森梧とその弟とのかかわり。
上巻で想像を膨らまされていた、
けれんは着実に広がっていったものの、
ちょっと刺激のあるEndingにもかかわらず
物語としてはちゃんと着地したのか・・というと
ちょっと不完全燃焼感があります。
なかなか難しい。