朝井リョウさんの長編小説。
本作の映画の宣伝等は覚えていて、
現代版の「就職戦線異状なし」のようなストーリーかと想像していたのですが。
違いました。。
読了後によく考えたら
登場人物たちは、
普通より十分優れた経験とか能力を持っている
学生たちだった思うのですが、
厳しい就職活動の中で苦しんでいて
それがこういう形に表れてしまうのか。
インターネットでどんな情報も調べられたり、
SNSで自分の意見を簡単に表明できたり、
就職活動とか生活という観点では
利便性の面しか意識していなかったけれど、
そういう環境だからこそ、負の面もあるのか・・
それにしても、
社会への入り口である就職状況がよいというのは
とても大切なことなのだな、改めて思いました。