新井素子さんのブラック・キャットシリーズ2作目です。
この作品は、結構印象に残ってます。
何故かというと、
書き下ろし一括連載されたコバルト(当時季刊だったかな)を
買って読んだんですよね。
単行本の刊行を待てずに。文芸誌みたいなものを買ったのは、
これが最初で最後だったかも。
大判の雑誌、特徴的だったのは、とにかくイラストの挿絵がふんだんで・・
当時から、挿絵のある小説はもう少なくなっていたので、
新鮮でした。全部ではないだろうけど、本書でも掲載されていて
懐かしい。
{ イラスト書いたのは、山崎ひろふみ、のモデルにもなった
高校の同級生の女子なんですね。}
最後のやたらと親切だったクラスメートのシーン、
そうそう、こういう、あたたかくくすりと笑えるような話だった。
さて、次はいよいよ新作(私にとって)です。