road2vのブログ - a little white rooster

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「合唱組曲・吸血鬼のうた」赤川次郎/集英社オレンジ文庫

赤川次郎さんの小説

- 吸血鬼と悪夢の休日
- 吸血鬼の同行日記
- 合唱組曲・吸血鬼のうた
の3編を収録

コバルト文庫ででていた、シリーズ最初の作品「吸血鬼はお年ごろ」を
初めて読んだのが1983年くらい?自分が10代の頃だから
あれから40年くらい。。

ちゃんとコンスタントにシリーズ新作が出版されていて、今39作目!
人気があるんだな、と改めて感心。

30年ぶりくらいに新作読みました。

当時女子高生だったエリカは、今まだ二十歳そこそこの大学生なのか。

正統な吸血鬼、父のクロロックがエリカより1歳下の涼子と再婚して、
子供(エリカの弟:虎ノ介)が生まれた続編を読んだのも、
多分学生の頃だったのじゃないかと思うのですが
本作でもまだ虎ノ介はベビーカーに乗る幼児でした。

文体も、エリカの親友みどりや千代子も変わってなくて
懐かしくてほっこりしましたが、
しかし、展開の早さは加速しているような。
これは、長編にならないか。

同じテイストで描き続けている赤川次郎さんもすごい。


閑話休題
 自分がこのシリーズ好きなのは、
 当時のコバルト文庫の装丁イラスト(長尾治さん)が
 好きだったのが理由のひとつでした。
 新装されて、
 現代風のイラスト・挿画に変わってしまったので、そこは
 ちょっと残念。
 

<出版社HPの作品紹介より抜粋>
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合唱コンサートの帰り、見知らぬ女性に『リュドミラ様』と呼びかけられたエリカたち。
エリカの友人・関谷しおりと、その『リュドミラ』が瓜ふたつだというのだが……?
 しおりとリュドミラ、
日本とトランシルヴァニアを繋ぐ幻の秘宝〈マキシミリアン大公の十字架〉の謎を追って、
クロロック父娘は東欧に飛ぶ! 大人気ロングランシリーズ、待望の最新作!
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<集英社オレンジ文庫のHP>
http://orangebunko.shueisha.co.jp/book/4086803968

<ウィキぺディアのHP>
https://ja.wikipedia.org/wiki/吸血鬼はお年ごろ

 

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