2009-09-20 「正義を測れ 不動産トラブル請負人」小杉健治/光文社 最近の読書 #読書 土地家屋調査士:大地尚一郎が活躍する連作短編集。 主人公の仕事が仕事だけに 不動産トラブルにまつわる話を膨らませて、 8編からなる長編小説になっている。 1章目の「隣の家」で尚一郎に助けをもとめた 内野雨季子が、尚一郎の事務所に 土地家屋調査士見習いとして押しかけて、 全編通した語り手の役目を担う。 興味はあれど、なじみのない世界のことだけに 楽しめました。 異なる業界で働く人たちの日常に ふれることができるというのも、小説ならではの出会いですね。