タレントのふかわりょうさんのエッセイ集
帯のコピー:
「どこにも馴染めない、何にも染まれない。
世界が歪んでいるのか、
ふかわが歪んでいるのか、
誰かおしえてください。」
音楽もできるし、ポテンシャル高そうなのに
器用に立ち回れない感じは、
確かにありましたね。
けど本書で、ふかわさんがつづったいる思いとか経験は
誰しもちょっとは感じたことがあるのでは?と思います。
時代が追い付いてきたのか、ふかわさんが
まわりから愛される理由がわかります。
本書では、
自分が今までしらなかった一言ネタの誕生に至る
ところのエピソードが印象的。
家族(両親)やタモリさんとのエピソードもほっこりします。
ポルトガルへの一人旅や、
アイスランドでの仰向けになった羊を助けるエピソードも
他の人の旅のエッセイとかでは、
あまり読まない視点で新鮮です。
それにしても
ふかわさんって1974年生まれで自分よりけっこう年下でした。
ふかわさんが、世に出た”ひとことネタ!は印象的で
(1994年だったらしい)よく覚えているのだけど、
自分とはあまり年齢が変わらないというイメージだったので
本書読んで、最初に驚いたのがそこでした。
< 新潮社のサイト> 試し読みもできます。
https://www.shinchosha.co.jp/book/353791/