垣根涼介さん初の歴史小説。
「ヒートアイランド」や「君たちに明日はない」など、人気のシリーズ作品を持つ作者が
本当に書きたかったという歴史小説。
冒頭、この小説のもうひとつの主役である”新九郎"と"愚息”が光秀と出会ってから、
光秀が歴史の舞台に躍り出るまでは、まだ長い時間がかかる。
ドラマなどで、多くの明智光秀像が描かれているのだが、
背負った一族の棟梁としての責任、一族の再興を果たしてくれた
織田信長に感じている恩義。
何故、本能寺の変を起こしたのか?
光秀像のとらえかたによって、その答えは変わってくるのだと知った。
おもしろかった。おすすめです。
<著者のインタビュー記事>
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20131103/enn1311030724003-n1.htm