road2vのブログ - a little white rooster

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「審理炎上」加茂隆康/幻冬舎

加茂隆康さんの長編小説。

停車時のクリープ現象で水没した車両での死亡事故。
死亡した被害者が、200億円を超える高額所得者だったことで、
支払い請求を拒んだ保険会社との巨額請求訴訟が始まる。

新たに提示される証拠物件、証拠証言がたんたんに
審理の状況をつたえるという形で進む、
落ち着いたトーンで、小説ならではの派手なしかけは
ないにもかかわらず、最後まで一気に読んでしまいました。

現実の裁判というのはこんな感じで進むものなのか。