池井戸潤さんの長編小説。
昨年放映されたドラマの印象がつよく残っている中での
原作小説の読書。
笹井専務の年齢設定がちょっと異なるくらいで、あとはドラマの
キャスティングそのままでシーンを思い浮かべながら読んでいました。
青島製作所、そして廃部の決定した野球部の起死回生のさまは、
結果を知っていても、カタルシスがあります。
野球部の応援を通じて、社員の気持ちがひとつになるところ、
今まで働いてきた会社では、社会人スポーツ活動などなかったので
経験はないのだけれど、厳しいリストラやコストカット、納期などに
追われて、社員の心がばらばらになっている危機を
すくう手段としては必要なものなのかもしれないと思いました。